ナイキ エア ズーム ペガサス40のサイズ感と履き心地！ レビュー

ナイキのランニングシューズ、AIR ZOOM Pegasus40(エア ズーム ペガサス40)です。

足の負担を軽減してくれる優れたクッション性と適度なサポート性で初心者ランナーのゆっくりペースから本格的なランニングまで安心なモデルです。

40代目の節目のモデルですが、シューズの作りとしては特に目新しさはなくソールは前モデルの39代目と同じに見えます。ただ、足へのフィット感など履き心地は新しいモデルが出るたびに異なるので試し履きで確認が必要です。

サイズ感と履き心地

エア ズーム ペガサス40のウィズ(足囲)の展開はメンズとウィメンズともに2種類あります。

メンズが標準幅の(2E相当)とエクストラワイド(4E相当)でウィメンズでは標準幅(2E相当)とワイド幅(3E相当)です。

サイズ展開は大きいですがカラーやウィズ(足囲)によって異なります。カラーによってはウィメンズでも29.0cmのサイズがあります。また、ジュニアモデルもあります。

サイズ感

エア ズーム ペガサス 40で選んだサイズは前モデルの39代目と同じ標準幅(2E相当)の26.5cmです。

足長的な余裕は39代目と同じくらいで十分にありますが、ピッタリとしたフィット感のため前足部の空間は広くなく38代目ほど指周りにゆとりはありません。

それでも商品説明ではアッパーについて「土踏まずやつま先などの繊細な部分をより快適な設計にしました。」とあるように、タイトに感じた39代目と比べて生地に柔らかさがあるためつま先は幾分かラクになっています。

中足部から踵部へかけても足との隙間が少なくピッタリとフィットしますが、つま先と同じように生地の柔らかさで足当たりが良く圧迫感はありません。ただ、あまりにもパツパツなフィット感になる方で幅広モデルも避けたい場合はエア ズーム ストラクチャー25の方がアッパーのフィット感だけ考えるとゆとりがあり足に合うかもしれません。

あと個人的には足裏は土踏まずあたりの収まりが良く心地よいです。

足長	小さい	｜・・・・・・・｜	大きい
爪の上側	低い	｜・・・・・・・｜	高い
横幅	細い	｜・・・・・・・｜	広い
甲の部分	低い	｜・・・・・・・｜	高い
ハトメの間隔	細い	｜・・・・・・・｜	広い
かかと部	細い	｜・・・・・・・｜	ゆるい

アッパーとソール

アッパーの生地は39代目のしっかりした感触よりも柔らかくなっています。

甲周りの構造はFlywire(フライワイヤー)からフットバンドに変わりました。中足部のサイドや甲の部分も生地にピッタリと包まれるような感覚ながら靴紐を締め上げても圧迫感はなく優しくフィットします。

シュータンは両端がアッパーとつながって走行中に外ズレにくくなっています。

ソールは39代目から変化はないようです。ミッドソールの素材は着地の柔らかさと弾む感覚が強いリアクトフォームです。

また、39代目と同じようにズームエアが前足部と踵部に搭載され着地時の心地よい反発とともにリアクトフォームのふわふわ感が抑えられて安定性を保つ役割もあるように感じます。

アウトソールも39代目から変わっていません。横幅はスタビリティモデルのエア ズーム ストラクチャー25と比べて細く見えます。

しかし、走り心地に違和感はなくフラットソールにより蹴り出しまでの重心移動はスムーズでミッドソールの柔らかさや弾力性が強くても安定感は悪くありません。

踵のフィット性

踵部はガッチリ硬くサポート力は優れています。ただ、深くしっかり包まれるようなフィット感が好みの方では少し浅く感じます。しかし、旧モデルで度々感じた緩さはなくホールド感があります。

中敷き

中敷きの厚さはつま先部分が約5mmで踵部分は約6mmです。足裏の感触は良く中敷き自体にクッション性があります。

最後に

個人的に、この数年はエア ズーム ペガサスと走力的に近いエア ズーム ストラクチャーではアッパーのフィット感の好みを優先して選んでいました。しかし、記事作成時点の現行モデルであるエア ズーム ストラクチャー25とは機能性の違いがハッキリしていると感じるためソールの感触もしっかり確認した方が良さそうです。

エア ズーム ストラクチャーの23代目や24代目はスタビリティモデルとしては柔らかく履きやすさを優先した作りだったのでペガサスからの履き替えでも違和感は個人的に少なかったですが、25代目はアッパーとソールともに踵部や土踏まずあたりのサポート力が高まっています。エア ズーム ペガサス40が足に合わなくて強いサポート力もいらない場合はペガサスの旧モデルを探した方が良いかもしれません。