ミズノ WAVE RIDER28(ウエーブライダー28)のサイズ感と履き心地! レビュー

ミズノのランニングシューズ、WAVE RIDER28(ウエーブライダー28)です。

走力的にはミズノの分類だとフルマラソンで5時間以内(サブ5)を目指すランナー向けですが、走ることに慣れてきたランナーにとってはサブ4レベルのスピードにも対応したモデルです。上級者のジョグやリカバリーシューズなどにも良いそうで用途が広いです。

アッパーの作りやフィット感は前作とは異なっています。個人的には踵部分が27代目では物足りなく感じていたホールド性やサポート性が改善してウエーブライダーらしさが戻ってきたと感じます。

ソールについては新しいミッドソール素材が使用されて弾む感覚が強くなっていますがMIZUNO WAVEのプレートにより安定性も優れています。

サイズ感やもう少し詳しい履き心地は↓に続きます。 

スムーズな走り心地で、もっと長く、もっと楽しく「WAVE RIDER 28」

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サイズ感と履き心地

サイズ感

私の足の実寸サイズ

右足:足長254mm,足囲240mm
左足:足長253mm,足囲235mm
※足の形やサイズの好みは人それぞれ違います。サイズ感についてはあくまで目安としていただければと思います。

足の特徴
  • 指先の形:スクエア型
  • 足幅の広さ:やや細め「D」
  • 足甲の高さ:標準的

ウィズ(足囲)についてはメンズとレディースともにレギュラー幅(2E相当)スーパーワイド(4E相当)の2種類になっています。

レディースのワイド幅も25代目からは3E相当ではなく4E相当になっています。

サイズ展開は以下の範囲でありますが、ウィズ(足囲)やカラーによって異なります。

  • メンズレギュラー(2E相当):24.5~30.0.(0.5cm刻み)、31.0cm
  • メンズスーパーワイド(4E相当):25.0~29.0cm(0.5cm刻み)
  • レディースレギュラー(2E相当):22.0~25.5cm
  • レディースワイド(4E相当):22.5~25.5cm
  • ユニセックス(2E相当):22.5~29.0cm(0.5cm刻み)、30.0cm
  • ユニセックススーパーワイド(4E相当):22.5~30.0cm(0.5cm刻み)、31.0cm

カラーについては記事作成時点で落ち着いた黒がベースのモデルはミズノの直営店限定になっています。

ウエーブライダーは新モデルが出る度にラスト(靴型)が同じようでもアッパーの素材や作りによりフィット感が変わります。今回の28代目はミズノ公式オンラインショップや他の通販サイトでレビューを見るとサイズ感は小さいという意見が多くみられます。

それでも私がウエーブライダー28で選んだサイズはメンズのレギュラー幅の26.5cmで22代目から同じです。

つま先部分に手の親指の爪の幅(約1.8cm)くらいの余裕があり、爪の上側も窮屈にならず足長的にはちょうど良いです。横幅は前足部にはゆとりがあり中足部から踵部は細めにフィットしてホールド力に優れています。

歩行中や走行中に足が前滑りしやすい感覚はありませんが、元々ウエーブライダーはドロップが高いことが影響するのかモデルによっては前傾姿勢になってつま先が深く入り込むような感覚があります。今回の28代目ではその作用が大きくサイズが小さく感じる場合があるのかもしれません。

アッパーとソール

アッパーはシュータンが改良され27代目のようにへなへなではなく形状も足に馴染みやすくなっています。また、両端がバンド状でアッパーとつながっているため外ズレしにくく足との一体感も高めてくれます。

サイドのランバードマークは今回の28代目でもステッチ(縫い目)のある補強ではなく模様だけで足当たりは良いですが、中足部のホールド性は24代目以前の人工皮革による外側からのしっかりとした補強のあるモデルに比べると少し物足りなく感じます。しかし、生地自体に柔らかさを感じながらカッチリしている部分もあり中足部から踵部は細めにフィットするため走行中に足がブレやすくはないです。

ミッドソール素材は柔らかさと高反発が特徴のMIZUNO ENERZY(ミズノエナジー)とさらに柔らかく反発性も高い新素材のMIZUNO ENERZY NXT(ミズノ エナジー ネクスト)が踵部分の2層になっている下層部分に使われています。

そのため踵での着地の瞬間は柔らかく沈む感覚がありますが、すぐにミッドソールの内部に搭載されたMIZUNO WAVE(ミズノウエーブ)のプレートが効果を発揮して安定性を得られます。そのあとに前モデルまでよりポンっと弾む感覚があり心地よく走れます。ちなみにMIZUNO WAVEのプレートは前作よりも存在感があるように感じましたが、MIZUNO ENERZY NXTの柔らかさに合わせて硬度が上がっているそうです。

アウトソールのパターンは27代目と似ていますが、外側はラバーで中足部まで長めに覆われています。前足部の横方向の屈曲溝が無いのは同じで過度な屈曲が抑えられながら接地から蹴り出しまでの体重移動はスムーズです。

踵部のフィット性

踵部はヒールカウンタに硬さがあり、27代目で物足りなかったガッチリとしたホールド力が戻ってきました。履き口の後部が高く外側へ反った形状でアキレス腱あたりにも刺激がなく快適です。

中敷

中敷きはふんわりとしていますが足を乗せると程よい弾力で思ったより沈みません。厚みは前足部が約5.5mmで踵部が約7mmです。

最後に

ウエーブライダー28は個人的にサポート力が増して好みのフィット感ですが、小さく感じている方も多いので旧モデルを使用していても試し履きで確認が必要です。

ソールについては個人的に初めて使用した16代目から比べると新しい素材の登場で段々と柔らかさが増しています。それでもMIZUNO WAVEにより安定性は損なわれずMIZUNO ENERZYが搭載された24代目以降のモデルを使用してきた方では違和感が少ないと思います。コンセプトであるスムーズな走り心地も健在で、これまでの愛用者から初めて使用する方まで安心感が得られるランニングシューズだと思います。

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