アシックス GEL KAYANO 31はスタビリティモデルとしてのサポート力が抜群! サイズ感と履き心地のレビュー

アシックスのランニングシューズ、GEL KAYANO 31(ゲルカヤノ31)です。

ウォーキングで運動をはじめたい方からフルマラソンなど本格的な長い時間や距離のランニングでも安心なサポート力が特長のモデルです。

ソールの構造は30代目と変わらず4D GUIDANCE SYSTEM(4Dガイダンスシステム)が採用されていますが、スタビリティモデルとしての安定性は今回の31代目の方が優れているように感じます。

ウィズ(足囲)の展開は30代目と同じでメンズとレディースともに3種類から選ぶことができ足に合わせやすくなっています。

サイズ感やもう少し詳しい履き心地は↓に続きます。

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サイズ感と履き心地

サイズ感

私の足の実寸サイズ

右足:足長254mm,足囲240mm
左足:足長253mm,足囲235mm
※足の形やサイズの好みは人それぞれ違います。サイズ感についてはあくまで目安としていただければと思います。

足の特徴
  • 指先の形:スクエア型
  • 足幅の広さ:やや細め「D」
  • 足甲の高さ:標準的

ゲルカヤノ31のサイズ展開はメンズが24.5~29.0cm(0.5cm刻み)30.0,31.0,32.0cm、レディースは22.5~26.5cm(0.5cm刻み)です。

ウィズ(足囲)はメンズとレディースともに3種類から選べます。そして、メンズとレディースはラスト(靴型)が異なるためサイズが重なる24.5cm~26.5cmでは6種類から選べます。

メンズのウィズ(足囲)は以下の通りです。

  • NARROW(ナロー)は細め。
  • STANDARD(スタンダード)は標準。
  • EXTRA WIDE(エキストラワイド)はかなり広め。

扱っているスポーツ店の表記ではスタンダードとエキストラワイドはそれぞれ2E相当と4E相当でナローは旧モデルと同じであればE相当だと思います。

レディースのウィズ(足囲)は以下の通りです。

  • NARROW(ナロー)は細め。
  • STANDARD(スタンダード)は標準。
  • WIDE(ワイド)は広め。

扱っているスポーツ店の表記ではスタンダードとワイドはそれぞれE相当と2E相当でナローは旧モデルと同じであればD相当だと思います。

サイズは前モデルの30代目と同じスタンダード(標準幅)の26.5cmを試してみると前足部の横幅のゆったり感は変わず、足長的にはつま先部分に手の親指の爪の幅(約1.8cm)くらいの余裕があり、29代目や30代目より少しゆとりが大きいように感じます。爪の上側もラクで圧迫を感じるような窮屈さはないです。

そのため前足部だけ考えると私の場合はナロー(細め)でも足に合いそうでしたが、中足部のサイドから踵部へのフィット感がタイトなためスタンダード(標準幅)を選びました。

スタンダードでも甲の部分はハトメの間隔が細くならず靴紐を強く締め上げなくても足に沿って心地よくフィットします。

踵部はガチガチではなく優しい足当たりながらホールド力は抜群です。 

足長小さい|・・・・・・|大きい
爪の上側低い|・・・・・・|高い
横幅細い|・・・・・・|広い
甲の部分低い|・・・・・・|高い
ハトメの間隔細い|・・・・・・|広い
かかと部細い|・・・・・・|ゆるい
※上のチャートのハトメの間隔とは靴紐を結んだときに甲の部分がパツパツで広いかギュウギュウに細くなるかを表しています。

アッパーとソール

アッパーは生地や補強のパーツで硬い素材が使われているわけではないですが、カッチリ感があり中足部から踵部にかけてのサポート力に優れ走行中に足がブレるのを抑えてくれます。

シュータンはアッパーと一体化されて外ズレしにくく足が包まれるようなフィット感も快適です。

ソールについては30代目と同じ4D GUIDANCE SYSTEM(4Dガイダンスシステム)が搭載されています。ミッドソールやアウターソールに広がりを持たせたり、スムーズな接地を促すための踵部の適切な傾斜や土踏まず部分の高反発フォーム材により走行時の変化に合わせて安定性と快適性が得られるようになっています。

28代目までスタビリティモデルとしての機能を支えてきたDUOMAX(デュオマックス)TRUSSTIC(トラスティック)のように硬い素材やパーツは使用されていませんが、実際に使用してみると踵からの着地の瞬間は柔らかさを強く感じるものの内側へは倒れこまず、なぜか硬ささえ感じます。ただ、実際に硬いわけではなく土踏まず部分に配置されたパーツに素早く押し戻す力があるためにそう感じるようで不思議な感覚です。

個人的には同じような構造でもゲルカヤノとしてはプロネーションの度合いをあまり気にすることなく使いやすくなっていた前モデルの30代目よりも今回の31代目の方がオーバープロネーションへのサポート力がアップしているように感じます。

モデル名にもあるGEL(ゲル)については30代目と同じようにPureGEL(ピュアゲル)が採用され踵部に内蔵されています。29代目以前より柔らかくなっているそうで心地よい感触ですが安定性に影響するような違和感はありません。

ラバー部分はグリップ力の高いASICSGRIP(アシックスグリップ)が使用されてトラクションが利いて前へ進みやすいです。その分、擦り減りの早さはどうなのか気になりますが、つま先と踵部は耐摩耗性に優れたAHARPLUS(エーハープラス)が使われています。

踵部のフィット性

踵部分のホールド力は抜群です。これまでのゲルカヤノでは踵部がガチガチなイメージもありましたが、31代目では踵の下部にヒールカウンターが入って硬さがありますが、上部の履き口周りは柔らかく足当たりが良いです。

中敷

中敷きは最近のモデルに多いふんわりとした柔らかい感触で足裏が心地よいです。柔らかくてもGT-1000 13の中敷などと比べるとフニャフニャではなくGT-2000 13の中敷と同じようなコシのある弾力を感じます。

厚さは前足部の底が平面でなくカーブしているため均一ではないですが、つま先部分は約5mmで踵部が約7mmです。 

足裏のフワフワ感が苦手で、硬さのある方が好みの場合は適合する別売中敷としてPERFORMANCE SOCKLINERがあります。

最後に

ゲルカヤノ31は旧モデルより価格は値上がりして2万円を超えましたが、アッパーとソールともに内側に倒れにくい工夫がされた作りでスタビリティモデルとしての機能性は前モデルの30代目よりアップしています。そのため最近のスタビリティモデルでは柔らかい履き心地のものが増えて物足りないと感じている方に向いていると思います。

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