アシックスのランニングシューズ、GLIDERIDE(グライドライド)です。
コンセプトはMETARIDE(メタライド)やEVORIDE(エボライド)同じで長い距離を楽に走れるように厚底でつま先の反り上りが印象的なGUIDESOLE(ガイドソール)が搭載されています。
価格的にはメタライドより1万円以上も低いですがアシックスの中では安いモデルではなく(ゲルカヤノ26と同じ価格設定)アッパーとソールともにしっかりとした作りで長い時間使用しても疲労度が少なくランニングが楽しくなるシューズです。
アシックス GLIDERIDEのサイズ感と履き心地
サイズ感
グライドライドのサイズ展開は下記の通りです。
- メンズ:25.5~29.0cm(0.5cm刻み), 30.0, 31.0, 32.0cm
- レディース:23.0~26.5cm(0.5cm刻み)
選んだサイズはメンズの26.5cmでつま先に余裕があり指周りは窮屈ではありません。横幅や甲の部分は細めでしっかりフィットします。エボライドと同じ専用ラストが使用されています。
足長 | 小さい | |・・・・・・・| | 大きい |
爪の上側 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
横幅 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
甲の部分 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
ハトメの間隔 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
かかと部 | 細い | |・・・・・・・| | ゆるい |
アッパーとソール
アッパーは生地の厚みがありますが柔らか過ぎず踵から中足部にかけてはカッチリしていてホールド性があります。同じシリーズのEVORIDE(エボライド)が柔らかすぎて足がブレると感じる場合はグライドライドの方が合っているかもしれません。
ソールについてはガイドソールは弓型に弧を描くデザインに加えて前足部にハードEVAシートという高硬度の素材が搭載されています。
まっすぐに立っていると指が地面に接地せず浮いている状態で大げさに言えば慣れないうちは同じ場所にじっと立っているのが難しいくらいです。少し油断すると足が前に進んでしまします。
走ると踵からつま先へスムーズにコロンと転がるような着地の際に少し前に体重移動するだけですでに蹴り出している感覚です。
ミッドソール素材は2層構造になっていて上層には軽量で柔らかいFLYTEFOAM(フライトフォーム)、下層はクッション性に優れて反発力もあるFLYTEFOAM PROPEL(フライトフォームプロペル)になっています。着地の瞬間は柔らかいと感じますが厚底な見た目の印象よりスピードが出せると感じます。
ただ、ハードEVAシートという素材がナイキのカーボンプレートほど屈曲性を制限している感じはなくスピードが出てくるとコロンと転がる感触は少なくなりナイキのカーボンプレートが搭載された厚底シューズとは違う走り心地です。
アウターソールを見てみると横方向の溝はなく中央にガイダンスラインがあります。素材やソールパターンはグリップ力も重視しているようですがラバー自体は薄くトレーニングで使用するには耐久性が気になります。
踵部
踵部は硬さがあり細い作りでフィット性は高いです。ミッドソールからGELが少しだけのぞいています。
中敷き
中敷きは特に変わった作りではなくGTシリーズに入っているものと似ています。つま先部分の厚みは5mmくらいです。
最後に
GLIDERIDE(グライドライド)はアシックスの説明通り、より少ない力で効率的に足を前に運ぶという走りが体感できます。
厚底でクッション性が高く初心者のゆっくりペースに向いていますが反発力もあり、実際に使用している方のレビューを参考にするとキロ4分くらいまでのスピードにも対応していると感じているようです。個人的にもアッパーは生地が厚く初心者向けな感じですがソールはある程度スピードを出した方が走りやすいです。
また、メタライドの廉価版という感じはなくGT-2000よりGT-1000の方を好んで使用する方がいるようにメタライドの代わりではなくアッパーやソールの相性で選ばれるシューズだと思います。
そして、ガイドソールの着地感は人によって合わないと感じるかもしれないので、しっかり試し履きしてから購入する方がよいと思います。エボライドはグライドライドより価格的が低くGUIDESOLE(ガイドソール)が自分の走法などに合っているか試しやすくなっています。
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