
ナイキのランニングシューズ、ズームライバルフライです。
機能性とコストパフォーマンスのバランスが良く部活生シューズとしても人気の高かった「ズームスピードライバル」の後継モデルです。
記事作成時点ではすでに2代目のズームライバルフライ2が発売されていますが個人的にはアッパーのフィット性が旧モデルになるズームライバルフライの方が足に合って履きやすいです。ソールはエアロソールが搭載で2代目でも変わっていません。
旧モデルも通販サイトを中心にまだ扱っているところが多く価格も安くなっています。
走力的には1kmを5分より早いペースで走るのに向いていて、踵着地でのゆっくりペースでは走りにくいと感じますが、個人的にはウォーキングや軽い運動でも使っています。
ナイキ ズームライバルフライのサイズ感と履き心地
サイズ感
ズーム ライバル フライにはウィズ(足囲)が2E相当の標準幅と3E相当のワイド幅があります。レディースは2Eモデルのみです。
「ズーム ライバル フライ W」のようにモデル名の後ろに付く「W」はウィメンズではなくワイドモデルを表しています。 購入時には標準幅とワイド幅を間違えないように品番などを確認した方が良いです。
サイズ展開については公式な情報は分かりませんが取り扱っているところを見るとレディースは22.5cm~26.5cmのようです。メンズは24.0cmからありますが2Eモデルでは29.5cmまでのところが多く3Eモデルでは31.0cmを扱っているところもあります。
右足:足長254mm,足囲240mm
左足:足長253mm,足囲235mm
※足の形やサイズの好みは人それぞれ違います。サイズ感についてはあくまで目安としていただければと思います。

私が選んだサイズは2E相当の26.5cmです。足長的には手の親指の爪半分くらいの余裕がありちょうど良いですす。横幅は上の画像ではフォルムが細く見えますが実際はナイキの2Eモデルにしては少しゆったりしています。踵はやや細めでしっかりフィットします。
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アッパーとソール

アッパーはエンジニアードメッシュで軽くて通気性が良いだけでなく、部位によってサポートが必要なところは強度が高く走行中のブレは少なく感じます。
フィットバンドについては使用されている方のレビューを見ると、締め付けが強く感じたり逆に緩みやすく感じて好みが分かれるようですが、私の場合はしっかりフィットして足に合っています。
また、シュータンに紐を通す穴がありませんが内側と外側の端がアッパーに縫い付けられていて走行中に横にズレたりしません。

ミッドソールについては素材はクシュロンで前足部にはズームエアーも搭載されています。着地の際に柔らかさがありますが個人的には不安定に感じるほどではありません。
ドロップは7.7mm (前足部12mm、ヒール19.7mm)と低めでズームエアーの感触も良く前足部に力が入りやすく感じます。
また、あるスポーツ店で見かけたポップの説明文にはズームライバルフライについて「ペガサスやズームフライの感覚を味わいたい方に」と書かれていましたが、単にエアロソールの形状による着地から蹴り出しの感覚が似ているだけのように感じます。
ズームフライのようにカーボンプレートは入っていませんし、ペガサスはフルレングスでズームエアーが入ってトレーニングシューズとしてゆっくりペースで走るのに向いています。
ただ、どのモデルもエアロソールの特性なのか踵で着地するとソールの厚みをあまり感じなくなります。中足部寄りに足裏全体での着地を意識するとソールの厚みを感じます。

アウトソールは雨上がりに一般道を走るとマンホールや側溝の金属製の蓋の上では滑りやすいです。土のグランドやトラックでは部活性をターゲットにしているだけあって使いやすいです。
踵部はホールド性が高い

踵部はヒールカウンターが入っていても特に硬くてガッチリしているわけではないですが、キュッと掴まれている感じでホールド性が高いです。ただ、足の形によってはくるぶしの下あたりに圧迫を感じるかもしれません。試し履きするときは両足ともしっかり紐を結んで履いてみた方が良いです。
中敷き

中敷きは手で掴むとグニャリとして柔らかいですが足に馴染みやすく感じます。つま先部分の厚みは4mmくらいで踵部分はつま先部分より薄くなっています。そのためか踵が深めに収まる履き心地に感じます。
最後に
ズームライバルフライはエアロソールが搭載されて見た目もスタイリッシュですが、流行りの厚底モデルのような感覚を期待すると少しがっかりするかもしれません。しかし、ある程度のスピードを出すとクセもなく自分の力で走っている感覚が気持ちいいです。
あとは標準幅とワイド幅を間違えないように購入前にタグなどを確認した方が良いです。
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