On(オン)のランニングシューズ、Cloudgo(クラウドゴー)です。
アッパーについてウィズ(足囲)の表記は標準幅とワイド幅ともに細めですが、実際のフィット感はOnのモデルの中では標準幅でもゆったりとしていると思います。
ソールについてはOnの大きな特徴であるCloudTec®(クラウドテック®)という独自のテクノロジーが搭載されていますが、独特な感触やクセは他のモデルに比べて強くなく、はじめてOnのランニングシューズを試したいランナーにもおすすめです。
使用目的としては商品説明に「初めてのランでも、50回目のランでも。」とあるように幅広いランナーに使いやすいモデルです。
サイズ感と履き心地
ウィズ(足囲)は公式サイトではメンズとレディースともに標準幅とワイド幅の2種類のようです。しかし、近くのスポーツ店で試した際にはメンズのワイドがE相当で標準幅のモデルではC相当とD相当の2種類の表記があり正しいことはよく分かりません。
サイズ展開は公式サイトでは以下となって大きいサイズまで記載があります。
- レディース:22.0cm~28.0cm。
- メンズ:25.0cm~30.0cm(0.5cm刻み)、31.0cm、32.0cm。
ただ、扱っているスポーツ店や通販サイトでは以下のようになっているところが多いです。
- レディース:22.0cm~26.0cm
- メンズ:25.0cm~30.0cm(0.5cm刻み)
サイズ感
項目 | 左足 | 右足 |
足長 | 25.2cm | 25.3cm |
足幅 | 9.7cm | 10.0cm |
足囲 | 23.3cm | 23.9cm |
かかと幅 | 6.6cm | 6.5cm |
足甲高さ | 6.0cm | 6.1cm |
Cloudgoで選んだサイズはメンズの標準幅の26.5cmです。ウィズ(足囲)は私の見たスポーツ店では「D相当」でした。
つま先部分の余裕は大き過ぎることなくちょうど良いですが、爪の上側は高さがありゆったりしています。甲の部分も圧迫感がなくサイドのフィット感も「D相当」にしては少しゆったりしています。全体的な履き心地はひとつ小さい26.0cmでも良かったかもしれないと感じるくらいです。
足長 | 小さい | |・・・・・・・| | 大きい |
爪の上側 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
横幅 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
甲の部分 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
ハトメの間隔 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
かかと部 | 細い | |・・・・・・・| | ゆるい |
アッパーとソール
アッパーは生地の足当たりが良く外側からのガッチリとした補強パーツなども無いためラクなフィット感を求める方に合っていると思います。ただ、個人的にはサイドからのフィット感もゆったりとして中足部のホールド性は少し弱く感じます。
ソールはcloudパーツがそれぞれリング状の独立した形ではなく溝も深くありません。cloudパーツの凸凹がハッキリしているモデルに比べると輪切りにしたゴムのホースを踏んだような感触はないです。そのため、CloudTec®(クラウドテック®)の独特な感触が強いモデルを気に入って使用している方では少し物足りないかもしれません。反対にOnのソール形状に興味を持ちつつ、独特な感触が抑えめのモデルから試したい方に選びやすいと思います。
走り心地としては着地感が柔らかすぎず踵からでも安定しています。Speedboard®(スピードボード®)というTPU製のプレートも搭載されて剛性を高めてくれている気がします。ソールのつま先部分が上に反っているため蹴り出しもスムーズに前へ進みやすく感じます。
アウトソールを見てもcloudパーツが空洞の数だけ独立しているものに比べると溝の数は少ないです。
耐久性の高い硬いラバーは上の画像の黒い部分だけで他の部分は柔らかいです。
踵のフィット性
踵部はガチガチではないですが硬さがありしっかりしています。
中敷き
中敷は他のブランドでも使用されているような質感で特に変わったところはないです。硬さもふわふわと柔らかすぎることはありません。厚みはつま先部分が約5mmで踵部分が約6mmです。
最後に
Cloudgo(クラウドゴー)はランアップが豊富なOn(オン)のランニングシューズの中で、他のブランドからの履き替えでも違和感が少ないモデルだと思います。これから運動をはじめたい方にとっても楽しく走れる機能性があります。
アッパーについては多くの方が足を入れやすい作りに感じるためタイトな履き心地が好みの方では細めのウィズ(足囲)の表記に期待すると物足りないかもしれません。
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