
ナイキのランニングシューズ、AIR ZOOM Pegasus37(エア ズーム ペガサス 37)です。
ナイキでは昨年(2019年)からトップランナー向けの斬新な厚底モデルの話題が多いですが、ペガサス37のようにこれから走り始めたい初心者ランナーでも安心なモデルも進化しているので注目です。
前モデルのペガサス36はマイナーチェンジでしたが、今回のペガサス37はアッパーとソールともに大きく作りが変わりました。
特にミッドソールの素材がReact(リアクト)フォームになり着地の柔らかさと弾む感覚が楽しくなります。
ナイキ エア ズーム ペガサス 37のサイズ感と履き心地
サイズ感
エア ズーム ペガサス37のウィズ(足囲)の展開は記事作成時点では、メンズがレギュラー幅の(2E相当)とエクストラワイド(4E相当)の2種類で、レディースではレギュラー幅のみです。
サイズ展開は以下のようになっています。
- メンズ:24.5cm~30.0cm(0.5cm刻み)。
- レディース:22.5cm~26.5cm(0.5cm刻み)。

右足:足長254mm,足囲240mm
左足:足長253mm,足囲235mm
※足の形やサイズの好みは人それぞれ違います。サイズ感についてはあくまで目安としていただければと思います。
私が選んだサイズはレギュラー幅(2E相当)の26.5cmでちょうど良く前モデルよりも僅かですがつま先に余裕を感じて指周りも狭くありません。中足部から踵にかけてもしっかりフィットしますが、ナイキのシューズとしてはレギュラー幅でも窮屈さはないです。
メンズでは4E相当のエクストラワイドがあり足幅の広い方でも十分対応できると思います。逆に足幅が細くメンズモデルではルーズな場合はレディースモデルが26.5cmまでならあります。
足長 | 小さい | |・・・・・・・| | 大きい |
爪の上側 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
横幅 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
甲の部分 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
ハトメの間隔 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
かかと部 | 細い | |・・・・・・・| | ゆるい |
アッパーとソール

アッパーは前モデルの柔らかさとは違う少しカッチリとした履き心地です。甲周りの構造がフライワイヤーからミッドフットバンドに変わり、靴紐を締め上げても圧迫感はなく優しくフィットします。
ミッドソールの素材はクシュロンフォームからリアクトフォームに変わりドロップ(つま先と踵部のソールの高低差)は10mmと前モデルと変わりませんが厚みは2mm(前足部:14mm / ヒール:24mm)大きくなっています。
着地の瞬間はとても柔らかいですが、その後すぐに弾む感覚があります。蹴り出しまでの重心移動はスムーズで安定性も悪くありません。
前モデルでは足裏の全面に入っていたズームエアは今回のモデルでは前足部のみなりましたが、リアクトフォームの柔らかさでも安定性が保たれているのはズームエアが搭載されているからのようです。
また、ズームエアのユニットの厚さは2倍以上になっていて、レディースモデルではメンズモデルより気圧が低く柔らかくなっているそうです。

アウトソールのいつものワッフル形状ですが前足部に溝が追加されて、突起部分は五角形から四角形になりデザイン的に少し変わっています。
踵部のフィット性

踵部は緩くなくアッパー素材の影響かホールド性は前モデルより良くなっている気がします。
中敷き

中敷きは前モデルと同じようでふんわりと柔らかいです。つま先部分の厚みは5mmくらいです。
最後に
エアズームペガサス37はアッパーとソールが新しくなりましたが、ミッドフットバンドによるフィット性やリアクトフォームの弾むような感覚は、もしかしたら旧モデルの愛用者やランニングに慣れている方ほど違和感を覚えて好みが分かれるかもしれません。
ただ、ペガサスらしい足の負担を軽減してくれるサポート力は変わらず、トップランナーの速いペースから初心者ランナーのゆっくりペースでも安心して走れるシューズです。
ちなみにですが、ポンポンと弾む感覚に違和感がなく楽しめる方で、ゆっくり走れるモデルとしてはアシックスのNOVABLAST(ノヴァブラスト)も弾む感覚が強くおすすめです。
コメント