ニューバランスのランニングシューズ、FuelCell Propel v4(フューエルセル プロペルv4)です。
ソールにプレートが搭載されたモデルですがターゲットとなる走力的なレベルは幅広く初心者ランナーから対応しているようです。
プレートの素材は硬いカーボンではなくTPUと言われるプラスチックで硬すぎずしなやかさがあります。推進力はカーボンプレートより抑えめですが、足への負担が少なくニューバランスの説明にある通り「プレートシューズ入門モデル」として使いやすいです。
サイズ感と履き心地
サイズ展開は0.5cm刻みでメンズは25.0cm~29.0cm、レディースは22.0cm~25.5cmです。
ウィズ(足囲)の展開はカラーによって異なりますがメンズは「D(やや細い)」と「2E(標準)」でレディースは「B(やや細い)」と「D(標準)」のそれぞれ2種類です。
サイズ感
項目 | 左足 | 右足 |
足長 | 25.2cm | 25.3cm |
足幅 | 9.7cm | 10.0cm |
足囲 | 23.3cm | 23.9cm |
かかと幅 | 6.6cm | 6.5cm |
足甲高さ | 6.0cm | 6.1cm |
FuelCell Propel v4で選んだサイズは26.5cmでウィズ(足囲)はメンズの「D」です。
足長的には少し余裕がありますが横幅は小指側がやや狭く感じます。爪の上側は窮屈ではないものの前足部から中足部はやや低めの作りで甲の部分も少しパツパツ感があります。
ただ、ニューバランスのメンズの「D」としては個人的には「2E」タイプを選ぶほどタイトな履き心地ではないように感じます。
足長 | 小さい | |・・・・・・・| | 大きい |
爪の上側 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
横幅 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
甲の部分 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
ハトメの間隔 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
かかと部 | 細い | |・・・・・・・| | ゆるい |
アッパーとソール
アッパーの見た目はシンプルで生地の足あたりは良く快適です。生地の外側にしっかりとした補強はないですが素材自体に耐久性があるそうです。
靴紐を通す穴は内外に5対ですが中足部あたりのサイドは隙間なくフィットするためホールド感は弱くないです。
ミッドソールにはモデル名にある通りニューバランスで一番弾む素材のFuelCell(フューエルセル)が使われています。厚みもあるため分かりやすい柔らかさと弾力性を感じます。
また、FuelCell Propelとしては今回のモデルからTPU素材のプレートも内蔵され上の画像でも少しのぞいています。
アウトソールを見ても中央のくぼんだ部分にプレートが見えます。
プレートを手で触れるとプラスチックの質感でガチガチな硬さはありません。くぼんだ部分はvoid construction(ヴォイド構造)と言われ、接地時のエネルギー貯蓄率がアップするそうでTPUプレートと相まって推進力が得られるようです。
実際に走ってみると接地の瞬間に分かりやすい柔らかさと弾力性を感じながらもブレずに安定感があります。前足部は後足部よりソールにコシがあり蹴り出しの際に沈み込まず力が入りやすいです。カーボンプレート搭載のモデルと比べてシューズに走れされている感覚が少ないためプレートに慣れていない方にも安心感があると思います。
踵のフィット性
踵部にヒールカウンターが入っていますが手で押すとしなりガッチリはしていません。個人的にはラクなフィット感ながらルーズにもならないです。
中敷き
中敷はふわふわではなくコシがあり個人的には好みの硬さで使いやすいです。厚みはつま先部分は約5mmで踵部分は約6.5mmです。
最後に
FuelCell Propel v4はカーボンプレートが搭載されているシューズと比べると推進力が物足りないかもしれませんが、その分足への負担が気にならずこれまでプレート入りのシューズが苦手だった方でも履きやすいと感じます。価格もカーボンプレートの厚底シューズより低く手にしやすいと思います。
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