アシックスのランニングシューズ、GT-Xpressです。日本ではアマゾン限定のモデルがどんなシューズか試してみました。
GT-XPRESSの商品説明には「クッション性と安定性を備えたエントリーランニングモデル」とあり、ゆっくりペースでこれから走り始める方にも良さそうなシューズです。
ソールの見た目は旧モデルのGT-1000によく似ている
ソールを見るとGT-1000の5代目と6代目にそっくりでした。価格的にも同じくらいです。


GT-1000 6のアウターソール
上の画像はGT-1000 6で下の画像はGT-Xpressの靴底です。同じシューズのように見えます。

GT-XPRESSのアウターソール
どちらもシューズの剛性を高めるために中足部が樹脂製のパーツで補強されています。
DUOMAXはなくアンダー~ニュートラルプロネーション向けか!?

GT-1000 6の側面
シューズの側面から見てもソールの部分がよく似ています。上の画像がGT-1000 6で下の画像がGT-Xpressです。

GT-XPRESSの側面
しかし、GT-1000の方にはミッドソール内側の一部にオーバープロネーションを抑えるためのDUOMAX(デュオマックス)という硬い部分がありますがGT-Xpressには搭載されていないようです。
GT-1000のDUOMAXがある部分と同じ場所を手で押さえてみると柔らかいです。GT-Xpressはオーバープロネーション用ではなく、ゲルニンバス、ゲルキュムラス、ゲルパルスなどと同じアンダー~ニュートラルプロネーション向けかもしれません
アシックス GT-Xpress 1011A143のサイズ感と履き心地
サイズ展開は記事作成時点ではメンズ向けのみです。
2E相当のレギュラー幅では0.5cm刻みで24.5cm~29.0cmと30.0cmがあります。
4E相当のスーパーワイドでは0.5cm刻みで25.5cm~29.0cmと30.0cmになっています。
GT-1000に比べるとつま先に少し余裕がある
右足:足長254mm足囲240mm
左足:足長253mm足囲235mm
選んだサイズはレギュラー幅の26.5cmです。ソールはGT-1000 6にそっくりですがアッパーの構造は違っているようです。
個人的にGT-1000 6はつま先部分が窮屈に感じていました。同じサイズでもGT-Xpressの方が少し余裕があり指の周りが楽です。
踵部はフィット性が良く硬さもある
踵部はフィット性が良くヒールカウンターの硬さもありしっかりしています。
履き口部分のボリュームも適度で厚過ぎません。踵が滑ったり浮いたりせずホールド性が良いと感じます。
インナーソールは取り替え式で、つま先の厚みが5mmくらいです。
アッパーと足裏の感触
アッパーにはGT-1000 6に比べると人工皮革の補強が多く入って最近のアシックスの中では足の感触がやや硬くカッチリ感があります。
足裏にはソールの厚みを感じて着地の感触は柔らかいと感じますがフワフワし過ぎず安定性も悪くないと思います。
まとめ
GT-XpressはソールがGT-1000 6とよく似ていて走力的にも同じペースで使えるシューズに感じました。
違いはDUOMAXの有無のようですが、それだとGel-Pulse(ゲルパルス)があるのでGT-Xpressのコンセプト的な位置づけが良く分かりません。
しかし、アッパーの作りやサイズ感がGT-1000やGel-Pulseと違うと感じるので、足へのフィット性やホールド性の好みで選ぶのも良いかもしれません。

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