
ブルックスのランニングシューズ、RAVENNA11(ラベナ11)です。
前モデルのラベナ10からはローンチなどと同じ「スピード」タイプに分類され走力的にサブ4以上のランナー向けのようです。
それまではゴーストなどと同じカテゴリーでフルマラソン完走レベルのゆっくりペースで走れるモデルでした。
しかし、今回のモデルもガイドレール2.0による着地の安定性やソールの厚みによるクッション性の高さで様々なレベルのランナーに使いやすくなっています。
ブルックス ラベナ11のサイズ感と履き心地
サイズ感
ラベナ11のサイズ展開はメンズ25.0cm~29.0cm、ウィメンズ22.0cm~26.0cmです。
ウィズ(足囲)の展開はメンズにはレギュラー幅(D相当)とワイド幅(2E相当)があります。ウィメンズはレギュラー幅(B相当)のみです。
右足:足長254mm,足囲240mm
左足:足長253mm,足囲235mm
※足の形やサイズの好みは人それぞれ違います。サイズ感についてはあくまで目安としていただければと思います。

ラベナ11は26.5cmで全体的に少し余裕を感じる履き心地です。デザイン的によく似ているローンチ7より足長的に僅かに大きく前足部も少し広く感じます。爪の上側も狭くありません。
しかし、「スピード」タイプに変わる前のモデルは26.0cmで余裕のある履き心地が多かったので旧モデルを使用していた方でもサイズ選びに注意が必要です。
アッパーとソール

アッパーのデザインはローンチ7と似ていますが履き心地はラベナ11の方が同じサイズでも少しゆとりを感じます。生地もガチガチしておらず薄手で通気性が良く軽やかですが柔らか過ぎることはなく走行中に足がブレることはないです。
ミッドソール素材はBioMoGoDNAで「路面からの衝撃や、走行スピードに応じて衝撃吸収性が変化する独自のクッション材。」とあります。
着地感については9代目までの柔らかさよりスピード重視の反発力が強化された作りになっています。
また、ソールのGUIDERAILES2.0(ガイドレール2.0)というサポート機能により踵着地の安定性が高く感じます。アシックスのGTシリーズやゲルカヤノに搭載されているデュオマックスに近く内側に倒れにくいです。

アウトソールは安定感のあるフラットソールで中足部がXの形をした形状は前モデルのラベナ10やローンチ7と似ています。かかとからつま先まで力の流れがスムーズでスピードも出しやすくなっています。
踵部のフィット性

踵部はヒールカウンターも入ってしっかりしています。個人的には前モデルより踵の緩さは感じずホールド性が高くなっていますが、ローンチ7の方が細めで個人的には足に合っています。
中敷き

中敷のつま先の厚みは6mmくらいです。いつものブルックスで素材の密度が高く弾力を感じます。
最後に
ラベナ11は前モデルと同じようにスピードを出しやすい作りになっていますがサポート力があり走行中の安心感があります。
ローンチ7との違いはGUIDERAILES2.0のサポート機能が必要かどうかとアッパーのフィット感の好みによってどちらを選ぶか変わると思います。
同じスピードタイプのハイペリオンエリートやハイペリオンテンポは厚底で新しいミッドソール素材が搭載されています。特にハイペリオンエリートのカーボンプレートに興味が惹かれますが、新しい構造のシューズが自分の走法に合うか分からず気軽に試すには価格が高めです。
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