アシックス GT-2000 11のサイズ感と履き心地! レビュー

アシックスのランニングシューズ、GT-2000 11です。

走力的にはゆっくりペースで走りはじめたい初心者ランナーから使いやすく本格的な長距離ランニングでも安心な定番のモデルです。

前モデルの10代目とはアッパーのサイズ感やフィット感は大きく変わらない印象ですがソールの素材はFF BLASTが採用されて10代目よりさらに柔らかさと弾む感覚が増しています。

ウィズ(足囲)の展開は11代目でもメンズとレディースともに2種類で細めのナローモデルはないようです。

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サイズ感と履き心地

GT-2000 11のサイズ展開は以下の通りです。

メンズ:24.5~29.0cm(0.5cm刻み)30.0,31.0,32.0cm

レディース:22.5~26.5cm(0.5cm刻み)

キッズ:20.0cm~25.0cm(0.5cm刻み)

ウィズ(足囲)の展開は9代目までは細めから幅広まで3種類あり自分の足に合わせやすいモデルでしたが、前モデルの10代目からはメンズとレディースともに2種類だけになっています。

メンズは標準(2E相当)STANDARD(スタンダード)かなり広め(4E相当)となるEXTRA WIDE(エキストラワイド)です。レディースは標準(E相当)STANDARD(スタンダード)広め(2E相当)ワイドです。

サイズ感

私の足の実寸サイズ

右足:足長254mm,足囲240mm
左足:足長253mm,足囲235mm
※足の形やサイズの好みは人それぞれ違います。サイズ感についてはあくまで目安としていただければと思います。

足の特徴
  • 指先の形:スクエア型
  • 足幅の広さ:やや細め「D」
  • 足甲の高さ:標準的

GT-2000 11で選んだサイズは10代目と同じメンズのスタンダードの26.5cmでつま先部分に手の親指の爪の幅(約1.8cm)一つ分の余裕があり足長的にはちょうど良いです。

GT-2000の中では9代目や10代目のスタンダードに近い作りでつま先部分は狭くなく爪の上側もラクです。2E相当がレギュラー幅となっているモデルの中では特に細めだったり広めに感じません。

ただ、個人的にGT-2000シリーズはスリムやナローを選ぶことが多かったのでスタンダードでは横幅に少しゆとりが大きく感じます。しかし、靴紐を結んでもハトメの間隔は狭くならず中足部から踵にかけてはルーズではありません。

レディースのワイドモデル

試しにレディースモデルも履いてみました。メンズモデルとはラストが異なり以前に使用したモデルでは細めの作りだったためスタンダードではなくワイドモデルの同じサイズを選びました。

ウィズ(足囲)も同じ2E相当ですがメンズモデルよりハトメの間隔が狭くなりアッパーの前足部にシワが寄りってフィット感が悪くなりました。タイトな履き心地を期待するならレディースのスタンダードの方が良かったかもしれません。

足長小さい|・・・・・・|大きい
爪の上側低い|・・・・・・|高い
横幅細い|・・・・・・|広い
甲の部分低い|・・・・・・|高い
ハトメの間隔細い|・・・・・・|広い
かかと部細い|・・・・・・|ゆるい
※上のチャートのハトメの間隔とは靴紐を結んだときに甲の部分がパツパツで広いかギュウギュウに細くなるかを表しています。

アッパーとソール

アッパーは10代目と同じように生地がソフトで足あたりの良いフィット感です。

個人的には全体的な締りがもう少し欲しいですが、これから気軽に運動をはじめたい方ではストレスのない優しい履き心地だと思います。

ミッドソールの素材はFF BLASTが採用されて10代目よりさらに柔らかさを感じやすく弾む感覚も増しています。踵部のゲルは外から見える部分と隠れている部分の違いかもしれませんが10代目より小さく感じます。

ソールの構造は10代目から搭載されている「LITETRUSS(ライトトラス)」で着地時の足のねじれや内側への倒れこみを抑制するそうです。ただ、10代目と同じようにミッドソール内側の「LITETRUSS」と書かれた部分に手で押さえてみると9代目までオーバープロネーションを抑える役目を果たしていたDUOMAX(デュオマックス)のような硬さを感じないです。

LITETRUSS(ライトトラス)は9代目までのトラスティックの役割も果たしているようで10代目からは中足部のガッチリとした樹脂製の硬いパーツはありません。

アウターソールを見ると10代目と同じフラットソールでパターンにも大きな違いはないようです。ミッドソールの柔らかさが増してもあまり安定感を損なわず接地から蹴り出しまでスムーズな走り心地です。

踵のフィット性

踵部は細くて硬くガッチリしてホールド性が高く安心感があります。上の画像の向きから見ると10代目と比べてやはりゲルの範囲が小さく見えます。

中敷き

中敷きはふんわりしています。厚さは前足部の底が平面でなくカーブしているため均一ではないですが、つま先部分は約5mmで踵部が約7mmです。

個人的にはミッドソール自体が柔らかいのでもう少し硬めでも履きやすいと思います。

中敷きは取替式のため他のインソールに入れ替えることができます。

同じアシックスの別売中敷ではPERFORMANCE SOCKLINERが硬さのある作りのため取り替えると足裏のフワフワ感が幾分か抑えられます。

品番は靴幅がメンズのエキストラワイド用だけ「1173A028」になります。それ以外はメンズとレディースともにどの幅も「1173A029」です。

最後に

GT-2000 11は前モデルの10代目が登場した時ほどの大きな変化は感じません。9代目以前のモデルと比べて履きやすさはアップしていると感じるものの、旧モデルの中でガッチリと硬めのモデルを好んで履いてきた方ではスタビリティモデルとしての安定性などは少し物足りないかもしれません。

それでもアシックスの中では新しい感覚で走るモデルに比べるとクセは少なくはじめて使用する方でも安心感のあるシューズです。

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