アディダスのランニングシューズ、ECLYPTIX 2000です。
記事作成時点ではあまり見られなくなったアッパーの外側に合成皮革の補強がしっかり入った懐かしいスタイルのモデルです。
価格は低めでゴツゴツしていますがチープな印象はなく、アディダスの商品説明にある通り「2000年代のスタイルがヒント」で「ノスタルジックな雰囲気」を感じれる作りとなっています。
一応ランニングシューズに分類されていて個人的にはアッパーのホールド感とソールの感触が好みの走り心地ですが、ウォーキングや普段履きにも使いやすいです。
サイズ感と履き心地
サイズ感
ウィズ(足囲)についてはメンズモデルとレディースモデルともにレギュラーフィットだけのようです。
ラスト(靴型)はタイトではなく、個人的に普段使用しているアディダスのランニングシューズやコート系スニーカーと同じサイズで十分にゆとりを感じます。
ただ、アッパーのガッチリとした補強によりホールド感が高まるため最初のうちは硬く窮屈に感じる履き心地かもしれません。
項目 | 左足 | 右足 |
足長 | 25.2cm | 25.3cm |
足幅 | 9.7cm | 10.0cm |
足囲 | 23.3cm | 23.9cm |
かかと幅 | 6.6cm | 6.5cm |
足甲高さ | 6.0cm | 6.1cm |
ECLYPTIX 2000で選んだサイズは26.5cmです。足長的には踵をしっかり付けて履くとつま先部分が手の親指の爪の幅(約1.8cm)よりも大きめに余裕が出来て爪の上側など指周りもラクです。中足部から踵部へかけての横幅も窮屈ではなく靴紐でホールド力などフィット感の調節がしやすくなっています。
アッパーとソール
アッパーの一番の特徴は外側から合成皮革の補強がステッチでしっかり入っているところです。スリーストライプスも縦向きで中足部のホールド感がしっかり得られる位置にあります。
最近の柔らかい履き心地のランニングシューズと比べると硬さを感じますが、しっかり足を固定してサポート力に優れています。
ミッドソールの素材は低価格モデルによく使用されるCLOUDFOAMです。歩行中や走行中の接地感は硬めですが、柔らかさを感じてもスカスカな素材よりしっかりと衝撃吸収性があり安定性も感じられます。
アウトソールは全面ラバーに覆われてグリップ力もあります。
踵部のフィット性
踵部もヒールカウンターが入ってしっかり硬くサポート力があります。しかし、踵を掴むような細い形状ではなくガチガチなフィット感ではありません。
中敷
中敷は分かりやすいふんわりとした柔らかさです。それだけでクッション性を高めてくれるほどではないですが、足に馴染みやすく感じます。また、糊付けされているため他のインソールとの入れ替えは難しいです。
最後に
ECLYPTIX 2000は画像だけで見たときSPIRITAIN 2000(スピリテイン 2000)というモデルに近いのかなと思いましたが、ソールの構造は価格なりにシンプルで機能性はSPIRITAIN 2000より劣ります。ただ、個人的には久々にアッパーとソールともにガッチリとした履き心地で気に入っています。柔らかい履き心地が苦手という方にもおすすめのモデルです。
カラーは公式サイトではメンズモデルが2種類、レディースモデルが1種類と少ないですが、他のスポーツ店では別のカラーもあります。
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