アシックスのランニングシューズ、JOLT 4です。
JOLTシリーズはロードジョグやJOG 100の流れを汲む人気モデルで4代目でもコンセプトは変わらず、アシックスの中では低価格モデルながらランニングシューズとしての作りはしっかりしています。
これからジョギングやウォーキングなど軽い運動をはじめたい方にも向いているモデルで、カラーには通勤や通学にも使いやすい黒一色と白一色もあります。
個人的にデザインは3代目の方が好みで4代目は履き口の後部が高く外側へ反っている形状に少しチープな印象を受けましたが足に着けてみると気にならずスタイリッシュです。
アシックスの公式オンラインストアなどを見ると幅広モデルだけの展開に思えますが、アマゾンでは標準幅のモデルもあります。
サイズ感と履き心地
JOLT 4のウィズ(足囲)の展開はメンズでは2E相当のスタンダード(標準幅)と4E相当のエクストラワイド(かなり広め)で、レディースはE相当のスタンダード(標準幅)と2E相当のワイド(広め)です。
ただし、スタンダードはアマゾン限定のようです。
サイズ展開は以下の通りです。メンズモデルは小さいサイズもありユニセックスな感じです。
- メンズ:22cm~29cm(0.5cm刻み),30.0,31.0,32.0cm。
- レディース:スタンダードとワイドともに22cm~26cm(0.5cm刻み)。
サイズ感
項目 | 左足 | 右足 |
足長 | 25.2cm | 25.3cm |
足幅 | 9.7cm | 10.0cm |
足囲 | 23.3cm | 23.9cm |
かかと幅 | 6.6cm | 6.5cm |
足甲高さ | 6.0cm | 6.1cm |
JOLT 4で選んだサイズはスタンダード(標準幅)の26.5cmですが、足を入れる前から前足部のフォルムが4Eのエクストラワイドと間違えたかと思うほどボテッとしているように見えました。
実際に足を入れてみてもアシックスの標準幅としては指周りの余裕が大きく2代目や3代目のスタンダードモデルよりゆとりがある気がします。
同じような位置付けのモデルとして比べられることがあるウィズ(足囲)が3E相当のミズノのマキシマイザーがありますが、記事作成時点の現行モデルであるマキシマイザー25と比べて2E相当のJOLT4の方が個人的には同じサイズでも幅広感を覚えます。4E相当のエクストラワイドだとさらに幅広に感じると思います。
足長的には26.0cmと迷いましたが26.5cmでもボール部(親指と小指の付け根の足幅が一番広い部分)より少し後ろあたりからは細くなっています。ハトメの間隔は広くなくパツパツ感はないですが、甲の部分はやや低めで足に沿って隙間なくフィットします。踵部分も緩くなくホールド感があるため前足部はラクな履き心地ながら足が前滑りしません。
足長 | 小さい | |・・・・・・・| | 大きい |
爪の上側 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
横幅 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
甲の部分 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
ハトメの間隔 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
かかと部 | 細い | |・・・・・・・| | ゆるい |
アッパーとソール
アッパーはアシックスストライプの部分も含め外側からの人工皮革の補強でガッチリ感があります。
生地はメッシュ部分は柔らかく通気性も良いですがシュータンは少し硬めです。しかし却ってこれが足のホールド感を高めて走行中のブレも抑えてくれるように感じます。
履き口の後部は高く外側へ反れている形状でアキレス腱あたりの圧迫感がありません。デザインは個人的に画像だけの印象ではあまり良くなかったですが実物を足に着けるとカッコよく見えます。
ミッドソールもふわふわと分かりやすい柔らかさはなくしっかりとした着地感です。そのために衝撃吸収性を感じながら安定感があります。
アッパーと同じように分かりやすい柔らかさが苦手で長い時間使用すると疲れやすく感じる方に合っていると思います。
アウターソールはフラットな形状で接地から蹴り出しもスムーズです。前足部の横方向の溝の数やラバーの範囲は前モデルの3代目とほぼ同じですが溝が少し太くなって足は曲げやすいです。
踵のフィット性
踵部はヒールカウンターが入ってガッチリと硬いです。3代目よりホールド性もあり緩さを感じません。
中敷き
中敷きは固定式です。糊付けされていますが接着は強くないため外すことは出来そうです。
程よい弾力と柔らかさがあり表面は中敷きとしては滑りにくい方だと思います。
足裏に馴染みやすいですが、馴染んだ後は少しヘタって薄くなるのか僅かにクッション性が弱くなる気がします。
最後に
JOLT 4のガッチリと硬めの履き心地には低価格なりのチープさを感じる方もいるかもしれませんが、個人的にはこれこそがJOLTシリーズの特長でシューズのサポート性を高めているように思います。
ただ、これから楽しく運動をはじめようとする方が張り切っていきなり長い距離を走ると少し足への負担が大きいかもしれません。ウォーキングでは過度なクッション性がないため疲れにくく使いやすいように感じます。
カラーやサイズ展開も豊富ですがウィズ(足囲)についてはスタンダードを求める場合はアマゾン限定のようなので注意が必要です。
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