アディダスのランニングシューズ、ADIZERO BOSTON 8(アディゼロ ボストン 8)です。
前モデルはADIZERO BOSTON 3というモデル名でしたが、ADIZERO BOSTON BOOSTとしてミッドソールにブーストフォームが使用されてからは3代目ということらしく、海外ではADIZERO BOSTON 7となっているところもありました。
ちなみにブーストフォームを搭載する前にもADIZERO BOSTON 3というモデルがありボストンの人気が高まるきっかけになったともいえる評判の良いシューズでした。
今回のモデルもブーストフォームが搭載されていますがモデル名はADIZERO BOSTON BOOST 4ではなくADIZERO BOSTON 8となっています。
走力的にはサブ4~サブ5向けでクッション性が高く初心者からのステップアップに使いやすいシューズです。
ADIZERO BOSTON 8のサイズ感と履き心地
サイズ感
サイズ展開はメンズモデルのアディゼロ ボストン 8 Mでは0.5cm刻みで24.5cm~31.0cmまであります。レディースモデルのアディゼロ ボストン 8 Wは22.0cm~27.0cmと大きいサイズまであります。
ウィズ(足囲)はスポーツ店などの表記では前モデルはメンズが2E相当と3E相当の2種類でしたが、今回のモデルは細めでレギュラー幅がE相当とワイドの2E相当になっています。レディースはE相当のみのようです。
選んだサイズはウィズ(足囲)がE相当の26.5cmで、薄手のソックスで使用すると私の場合はちょうど良い履き心地です。
アディゼロボストンのラスト(靴型)は日本人の足に合いやすいとされるMICROFIT(マイクロフィット)ですがモデルによってフィット感が違います。前モデルでは2E相当でも全体的なフィット感が強く、つま先の上側にも少し圧迫を感じる履き心地でした。
アディゼロボストン8ではラストが見直され前足部も数mm広く高くなったとアディダスの説明にはあり、同じサイズでも前モデルとの比較ですが指周りが少し楽になったと感じます。
ただ、記事作成時点での他のアディゼロシリーズと比べるとまだフィット感は強めです。
足長 | 小さい | |・・・・・・・| | 大きい |
爪の上側 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
横幅 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
甲の部分 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
ハトメの間隔 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
かかと部 | 細い | |・・・・・・・| | ゆるい |
アッパーとソール
アッパーは足を入れると足によくフィットしますがストレッチ性があり柔らかい履き心地で個人的には前モデルより圧迫感はありません。
カラーは「ランニングホワイト/カレッジネイビー/ソーラーオレンジ」を選び画像ではアッパーがピンクっぽい色合いに見えますが実物はオレンジに近い色です。
シュータンはアッパーに部分的に縫い付けられて外ズレしにくくなっています。アディダスのランニングシューズはアディゼロを中心にシュータンがズレにくい作りになっているモデルが多くなっています。
ミッドソールはBOOST(ブースト)が使われ足裏の感触は柔らかく跳ねるような反発もあり足が前へ出やすいですが、Energy Rail(エナジーレール)やTORSION SYSTEM(トルションシステム)というパーツも搭載されているため着地の安定感は思ったより悪くないです。
アウトソールはフラットな形状でグリップ力が高いコンチネンタルラバーとなっています。
上の画像の前足部と踵部をつなぐ赤いパーツ部分が足のねじれを抑えてくれている感じがします。
踵部
踵部はヒールカウンターが入ってますがガッチリとした硬さはありません。指で押さえるとしなるような感じです。フィット性は高く踵が浮いてくるような緩さはないです。
中敷
中敷のつま先部分の厚みは4mm(裏側の細い模様部分も含めて)くらいで、素材の密度が大きくふわふわしすぎない感触はいつもの変わらないアディゼロの中敷です。
最後に
アディゼロ ボストン 8はゆっくりペースでも少しスピードに乗っても心地よく走れるシューズです。
個人的には着地の際の安定性がもう少し欲しいと感じますが、BOOST(ブースト)フォームを好む方には期待通りの感触だと思います。
ラストが見直されウィズ(足囲)が表記では細くなっていますが個人的には前モデルと同じサイズでもタイトさはないです。しかし、指周りはのフィット感やアッパーの素材感などの履き心地が違うと感じるのでこれまでのアディゼロボストンを愛用されている方でも試し履きでチェックしたほうがよいと思います。
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