ナイキのランニングシューズ、AIR ZOOM Pegasus39(エア ズーム ペガサス39)です。
シューズの作りとしてはアッパーの甲周りの構造が37代目と38代目で採用されていたミッドフットバンドからFlywire(フライワイヤー)に戻り、生地のしっかりした感触とともに走行中のサポート性が高くなったように感じます。ソールは踵部にもズームエアが搭載されリアクトフォームとの組み合わせで足裏の感触は心地よいです。
走力的にはこれから運動をはじめたい初心者ランナーのゆっくりペースから使いやすく、ペガサスらしい足の負担を軽減してくれる走り心地は安心感があります。
サイズ感やもう少し詳しい履き心地は↓に続きます。
サイズ感と履き心地
エア ズーム ペガサス39のウィズ(足囲)の展開はメンズとウィメンズともに2種類あります。ジュニアモデルもあります。
メンズが標準幅の(2E相当)とエクストラワイド(4E相当)でウィメンズでは標準幅(2E相当)とワイド幅(3E相当)です。
サイズ展開は大きいですがカラーやウィズ(足囲)によって異なります。カラーによってはウィメンズでも27.5cmのサイズがあります。
サイズ感
項目 | 左足 | 右足 |
足長 | 25.2cm | 25.3cm |
足幅 | 9.7cm | 10.0cm |
足囲 | 23.3cm | 23.9cm |
かかと幅 | 6.6cm | 6.5cm |
足甲高さ | 6.0cm | 6.1cm |
選ぶサイズは私が使いはじめた34代目から変わらず標準幅(2E相当)の26.5cmで足長的な余裕は十分にあります。しかし、爪の上側がやや低めで37代目や38代目のような指周りのゆとりは感じません。
中足部のサイドも細めですがFlywire(フライワイヤー)により靴紐の締め方でフィット感の調節がしやすくなっていると思います。ハトメの間隔は広めですが38代目より甲のパツパツ感が少し抑えられているように感じます。
足長 | 小さい | |・・・・・・・| | 大きい |
爪の上側 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
横幅 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
甲の部分 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
ハトメの間隔 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
かかと部 | 細い | |・・・・・・・| | ゆるい |
アッパーとソール
アッパーの生地は38代目の柔らかさとは違ってしなやかさがありながら必要以上に伸びたりせず足がブレにくいです。
さらに37代目と38代目では甲周りがミッドフットバンドという構造でしたが39代目では旧モデルでも採用されていたFlywire(フライワイヤー)になっています。シューレースと連動したFlywire(フライワイヤー)ケーブルにより中足部あたりのホールド性に優れています。それでいて足が強く締め付けられる感覚はありません。
シュータンは37代目や38代目のようにアッパーの前足部と境目がない作りではなく独立しています。ただ、両端がアッパーとバンドのようなものでつながっているところは同じで走行中に外ズレしにくく軽やかな足あたりです。
ミッドソールの素材は37代目から採用されているリアクトフォームで着地の柔らかさと弾む感覚が強いです。
ズームエアは37代目と38代目では前足部だけでしたが39代目では踵部にも搭載され着地時の心地よい反発とともにリアクトフォームの柔らかさから安定性を保つ役割もあるように感じます。
もしかすると36代目より前のモデルを使用してきてリアクトフォームの強く弾む感覚に慣れていない方でも走行中の不安定さが少しは抑えられていていると感じれるかもしれません。
アウトソールは38代目より前足部の横方向の溝が1本増えてラバーの形状も少し変わっています。また、フラットソールにより接地から蹴り出しまでの重心移動はスムーズでミッドソールの柔らかさや弾力性が強くても安定感は悪くありません。
踵のフィット性
踵部はヒールカウンターが入ってしっかりと硬さがあります。旧モデルで度々感じた緩さもなくホールド性に優れています。
中敷き
中敷きの厚さはつま先部分が約5.5mmで踵部分は約6mmです。足裏の感触は良く中敷き自体にクッション性もあります。
最後に
エア ズーム ペガサス39は37代目と38代目が足に合っていた方には異なる履き心地になっていると思います。
個人的には39代目の方がアッパーの生地が柔らか過ぎずルーズにならないフィット性で走行中のサポート性を体感しやすいです。反対に柔らかくゆとりを感じる履き心地が好みの場合は前モデルの38代目の方が良さそうです。
記事作成時点では実売価格が下がってきています。Nike.com以外の通販サイトでもアマゾンなど返品無料の対象となっているところがあり試しやすくなっています。
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