アシックスのランニングシューズ、GEL-KAYANO 26(ゲルカヤノ26)です。
クッション性と安定性が高く初心者ランナーも安心して使用できるモデルの26代目です。
ゲルカヤノ26は前モデルまでと比べて足への負担が少ないという安心感だけでなく前足部に適度な硬さと反発を感じてゆっくりペースだけでなく少しスピードを出しても走りやすいと感じます。
アシックス ゲルカヤノ26のサイズ感と履き心地
ゲルカヤノ26のサイズ展開はアシックスの他のモデルに比べて大きいサイズがあります。
- メンズは24.5~29.0(0.5cm刻み)・30.0・31.0・32.0cm
- レディース:22.5~26.5cm(0.5cm刻み)
ウィズ(足囲)は前モデルまではあった細めのNARROW(ナロー)がないです。
- メンズでは標準幅のSTANDARD(スタンダード)と4E相当のEXTRA WIDE(エキストラワイド)があります。
- レディースは標準幅のSTANDARD(スタンダード)と広めのWIDE(ワイド)があります。
サイズ感
右足:足長254mm足囲240mm
左足:足長253mm足囲235mm
サイズは細めのナローがないのでスタンダードの26.0cmを選びました。最近(2019年7月時点)のアシックスのランニングシューズの中では小さめのサイズを選びましたが、つま先も窮屈にならず少し余裕のある履き心地です。
横幅はナローがないためか前モデルの25代目と同じサイズのスタンダード(標準幅)に比べて甲周りはやや細めに感じます。ナローほどの細さはありませんが旧モデルから標準幅を履いている方には少し小さく感じるかもしれません。しかし、足長的には25代目より小さくは感じませんでした。
中敷の作りが変わり旧モデルとは違う履き心地に
ゲルカヤノ26で最初に大きく変わったと気づいたのは中敷です。前モデルまでは厚めの柔らかいふわふわした感触が足裏にありましたが、26代目ではつま先部分は4mmくらいに薄くなり感触も柔らかすぎないです。そのためか蹴り出しの際に足指が使えて反発も旧モデルに比べて強く感じます。
上の画像は前モデルのゲルカヤノ25ですが、つま先部分は5.5mmくらいと厚みがあり感触も柔らかいです。
アッパーとソール
アッパーについてはつま先部分が柔らかく中敷も薄くなっているためか前モデルの同じサイズと比べて指周りは楽に感じます。しかし、全体的にルーズに感じることはなく中足部から踵にかけてはホールド性が高いです。靴紐はフラットタイプです。
ソールの踵部分はFLYTEFOAM(フライトフォーム)と衝撃緩衝材のGEL(ゲル)が使われてクッション性が高くなっています。
GEL(ゲル)の部分は17代目と似ていて凹凸や溝を持たせた形状が高いクッション性を発揮するそうです。
そして反発性の高いFLYTEFOAM PROPEL(フライトフォーム プロペル)が全面に使われ、オーバープロネーションを抑えるDUOMAX(デュオマックス)も搭載されています。
アウターソールのパターンは旧モデルと比べ少し違っていますが、中足部の補強パーツはこれまで通り剛性があり足がねじれにくく安定性を高めてくれます。自然な重心移動ができるガイダンスラインもあります。
踵部
旧モデルの中には踵のフィット感が良くなかったりするモデルもありましたが26代目は滑ったり浮いたりすることなくフィット性が良いです。
ただ、ヒールカウンターは内蔵型ではなくアッパーの外側にパーツが付いています。パーツで覆われていない部分は柔らかいです。25代目と比べるとガッチリ感がやや弱くなった気がしますが、個人的には25代目はくるぶしの下あたりに感じていた圧迫が26代目では気になりませんでした。
最後に
ゲルカヤノ26はアッパーについては個人的にはラスト(靴型)に細めのナローがないのが残念でしたが、スタンダードでもここ数年のアシックスのシューズで1番足に合っていると感じました。アシックスは足に合わないと感じていた方にもゲルカヤノ26は試してほしいシューズです。
ソールについてもクッション性と反発力のバランスが良く安定性にも優れています。ただ、着地感が旧モデルと比べて硬く感じる場合は現行モデル(2019年12月時点)の中では同じスタビリティモデルのGT-2000 8の方が柔らかさがあり向いているかもしれません。
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