アディダス adizero Bekoji 2(アディゼロベコジ2)のサイズ感と履き心地! レビュー

アディダスのランニングシューズ、adizero Bekoji 2(アディゼロ ベコジ2)です。

前モデルはアディダスの以前のチャートによるとサブ5を目指すランナーや部活性向けでしたが、今回のモデルはアディダスのサイトに「フルマラソンで3時間以内の記録を目指すランナーにおすすめ」とあり上級者向けになったようです。

しかし、前モデルとミッドソールの厚みやドロップ(つま先と踵部のソールの高低差)はほとんど変わっておらず、adizero Bekoji 2を扱っているお店によってはフルマラソン4時間前後のランナー向けとしているところもあります。

アッパーのフィット感については前モデルと違っています。

記事作成時点のアディゼロシリーズはデザインがよく似ています。アディゼロ以外のモデルも含めたアディダスのシューズチャートは下のリンクから見れます。

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アディダス adizero Bekoji 2のサイズ感と履き心地

サイズ感

ウィズ(足囲)はレギュラーフィットが「E」相当と細めでワイドフィットが「2E」相当です。サイズ展開については記事作成時点で日本限定モデルのFX0502以外のサイズについてはアディダスのサイトに記載がないので、扱っているお店などで確認できているものだけ以下に記しています。

  • 日本限定モデルのFX0502:22.0~31.0cm
  • メンズ:24.5~31.0cmまで確認できています。0.5cm刻みです。
  • ワイドモデル:22.5~ 30.0cmまで確認できています。0.5cm刻みです。
私の足の実寸サイズ

右足:足長254mm,足囲240mm
左足:足長253mm,足囲235mm
※足の形やサイズの好みは人それぞれ違います。サイズ感についてはあくまで目安としていただければと思います。

選んだサイズはレギュラーフィットの26.5cmです。足長的につま先の余裕は大きく感じますが他の部分のフィット性が高くちょうど良い履き心地です。

前モデルでは「レギュラーよりややワイドなフィット感」とあった通り前足部の横幅が広かったですが、今回のモデルはつま先に余裕があっても他の部分ではルーズに感じずウィズ(足囲)が「E」相当らしいタイトな履き心地です。

足長小さい|・・・・・・|大きい
爪の上側低い|・・・・・・|高い
横幅細い|・・・・・・|広い
甲の部分低い|・・・・・・|高い
ハトメの間隔細い|・・・・・・|広い
かかと部細い|・・・・・・|ゆるい

アッパーとソール

アッパーはソックスの色が透けて分かるくらい生地の目が粗く薄いので軽さを感じますが、必要な部分には内側からの補強がしてあり走行中に足がブレずサポート力があります。

シュータンが足首に当たる感じは前モデルと同じで、平坦なところでは気になりませんが階段や坂道を下る時に軽い圧迫を感じます。慣れるまではシュータンの端が肌に直接触れる短いソックスは避けた方が良いかもしれません。さらに今回のモデルのシュータンには靴紐を通す穴がないですが、つま先側から途中までアッパーに縫い付けてあるので今のところ横にズレたりすることはないです。

ミッドソールについてはadizero Bekoji 2と同じ時期に発売されたアディゼロシリーズの他のモデルはLightstrike(ライトストライク)という素材やブーストフォームが使われていますが、adizero Bekoji 2にはBOUNCE(バウンス)フォームが使われているとあります。バウンスフォームはクッション性がありながら着地感がしっかりしていて安定性も感じるので、ブーストフォームのようなふわふわ感が苦手な方に向いているかもしれません。

ドロップについては前モデルと変わらずソールの厚みは今回のモデルの方が僅かに大きくなっています。ただ、つま先部分のミッドソールの厚みは薄くなり反り上がりは大きくなっていると感じます。重量は27cmの片足で168gと前モデルより20gくらい軽くなっています。

  • adizero Bekoji 2のロップは5 mm(ヒール:17 mm / 前足部:12 mm)
  • 前モデルadizero Bekojiのドロップは5 mm(ヒール:16 mm、前足部:11 mm)

対応するプロネーションはニュートラルとあります。

実際に走ってみるとアディダスの説明通りのサブ3向けで脚力が必要なシューズです。サブ5のランナーでは足への負担が大きいと感じます。

アウトソールのパターンとトルションシステム(前足部と踵部をつなぐパーツ)の形状も新しくなっています。見た目にはadizero Japan 5adizero RC 2と似ていますが接地面の横幅が細いです。ゆっくりペースでは安定性は感じられません。

ヒール部分は耐久性のあるadiWEAR(アディウェア)です。

踵部

踵部は細い作りでヒールカウンターの範囲は狭いですが硬くホールド性は高いです。

縦の縫い目が曲がっていますが不良品ではなく仕様のようです。他のアディゼロのモデルでも曲がっています。

中敷き

中敷きはこれまでのアディゼロと変わらないようです。つま先部分の厚みは4mm弱です。

最後に

adizero Bekoji 2は走力的なレベルについてはサブ3を目標にする上級者ランナー向けのようですがミッドソールの作りは前モデルとあまり変わりません。

同じサブ3用のアディゼロタクミセンほどに長距離での足への負担はなさそうで、アディゼロジャパンより少し早めくらいのランナー向けに感じます。

前モデルを使用したことがあっても試し履きでサイズや着地感の確認をしてから検討した方が良いと思います。

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