ミズノのランニングシューズ、WAVE LEGACY(ウエーブレガシー)です。
Amazon.co.jp限定のようでミズノ公式オンラインショップでも扱われていないモデルです。
ソールはウエーブライダーの旧モデル(25代目)と同じで、走力的にはフルマラソンの完走を目指す本格的なランニングやこれから運動を楽しむ程度にはじめたい方にも使いやすいです。
アッパーは2E相当のモデルではウエーブライダーより細めに作られているように感じてタイトな履き心地を好む方に合いそうです。踵部分もサポート力が物足りなくなったウエーブライダー27よりも安心感があります。
サイズ感と履き心地
サイズ感
項目 | 左足 | 右足 |
足長 | 25.2cm | 25.3cm |
足幅 | 9.7cm | 10.0cm |
足囲 | 23.3cm | 23.9cm |
かかと幅 | 6.6cm | 6.5cm |
足甲高さ | 6.0cm | 6.1cm |
サイズ展開はメンズでは25.0cm~29.0cm(0.5cm刻み)で、レディースは22.5cm~26.0cmです。
ウィズ(足囲)はメンズでは「2E」と「4E」の2種類ですが、レディースは「2E」の1種類だけのようです。
ウエーブレガシーで選んだサイズはメンズの「2E」の26.5cmです。つま先部分に手の親指の爪の幅(約1.8cm)一つ分くらいの余裕があって足長的には小さくないですが、爪の上側は低めでウエーブライダー25やそれ以降の2Eモデルと比べて指周りはやや狭く感じる履き心地です。
ウエーブライダーの旧モデルでスリムを好んで履いていた方にも合いそうですが、個人的にスリムモデルがあった20代目以前のモデルでは最近のウエーブライダーやウエーブレガシーより小さい26.0cmを選んでいたためサイズ感は異なるように思います。
甲の部分はハトメの間隔が広めで靴紐にパツパツ感があります。しかし、個人的には圧迫感はなく中足部のホールド感が高まります。
踵部はヒールカウンターが硬めでホールド性に優れています。
足長 | 小さい | |・・・・・・・| | 大きい |
爪の上側 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
横幅 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
甲の部分 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
ハトメの間隔 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
かかと部 | 細い | |・・・・・・・| | ゆるい |
アッパーとソール
アッパーの生地はガチガチせず足当たりは良いです。
シュータンは最近のウエーブライダーのようにガセットタン構造ではありません。ソールが同じウエーブライダー25でもシュータンは両端がバンドでアッパーとつながっていてズレにくくなっていましたが、ウエーブレガシーは両端がアッパーとつながっておらず独立しています。ただ、そのためにアッパーが細めに感じる作りながら甲の部分が窮屈にならない履き心地です。
ミッドソールは全面にMIZUNO ENERZY(ミズノエナジー)が使われています。クッション性が高く足裏の感触は分かりやすい柔らかさで着地した後に程よく弾んで心地よいです。
また、クッション性だけでなく走行時の安定性を高めるためにMIZUNO WAVE(ミズノウエーブ)という波型のプレートがミッドソールの踵部に搭載されています。ウエーブライダーの25代目ではプレートが新しい形状になり、それまでより中足部方向へ長めにプレートが入っているようでミッドソールの柔らかさを維持しながら中足部の安定性も高くなったと感じます。
アウトソールのパターンもウエーブライダー25と同じです。ウエーブライダーの26代目と27代目ではなくなった前足部の横方向の屈曲溝があります。縦方向の溝が前足部では浅くなっていますが、接地から蹴り出しまでの体重移動はスムーズに感じます。
踵のフィット性
踵部の作りも細めでヒールカウンターが硬くガッチリしてホールド性に優れています。記事作成時点の現行モデルであるウエーブライダー27では踵部分の構造が見直されて個人的にサポート力が物足りなくなったのでこの点もウエーブレガシーの方が安心感があります。
中敷き
中敷きはふんわりとしていますが足を乗せると程よい弾力で思ったより沈みません。厚みはつま先部分が約6mmで踵部分は約7mmです。
最後に
ウエーブレガシーは機能性や使用目的はウエーブライダーと同じようです。ただ、旧モデルのウエーブライダーと同じソールを使用しながら価格的にお得感はありません。しかし、アッパーは21代目以降にスリムモデルがなくなったウエーブライダーより同じ2Eモデルでもタイトにフィットするところが個人的に気に入っています。
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