ガングリオン
SFロボットアニメでも、海外ブランドのランニングシューズのことでもありません。
手首に出来ていたコブのことです。2年ほど前に整形外科で処置してもらった後もすぐ再発して気になっていたガングリオンですが、最近ほとんど目立たなくなっているのに気づきました。
上の写真の左の手首、赤色の丸いしるしを付けた中心あたりに出来ていました。実際はまだ少しふくらみが残っていますが写真ではあまり分からなくなっています。
最初手首に出来たコブに気づいた時、うずくような痛みがあり骨が隆起しているのかと思いました。その頃左手で重いものを持ったり、床に座ると左手を着くような姿勢をとるなど負担がかかることをしていたのでそれが原因なのかもしれないと思っていました。
病院へ行くまでは診察がどのようなものか心配でしたが、医師からはガングリオンと診断され「ガングリオンは良性病変で悪性の心配はなく、再発しやすいが痛みなどが気にならなければ放置していてもかまわない。自然に消えることもある。」と説明を受けました。悪いものではないと分かって安心しました。
2年前のことですがその時の診察の様子を簡単にまとめると以下の通りです。
整形外科で診てもらう
整形外科で診察を受けるとガングリオンについて書かれたプリントをもらい、そこに先生が手書きでメモしながら説明してくれました。
- ガングリオンは手の関節周辺に出来やすい。
- 良性のもので悪性の心配はない、一定以上の大きさにはならない。
- 患者が訴える症状の多くは腫瘤(コブ)があることの心配や美容的な問題。痛みが出ることは少ない。
- 神経に近い場所に出来るとしびれや痛みが出ることがある。
- 注射針を刺して液体のものが出てくるとガングリオンと診断が確定する。
- 治療を受けても再発の確率が高い。
- 確かな原因は分かっていない。手をよく使うから出来やすいとは限らない。
と説明を受けました。
診断と治療
診察室で話を聞いてもらった後その場ですぐに処置してもらいました。私の場合はコブがあるところに痛みがあり、ガングリオンだとはっきりしたかったので注射針を刺してもらいました。すると黄色いゼリー状のものが出てきて診断が確定すると同時にその注射器で内容物を吸入してもらうことで治療も終わりました。時間的にもすぐ終わったと感じました。
しかし、半数以上で再発すると説明があり次の日にはまた同じ大きさくらいにコブが出来ていました。ガングリオンと診断がついて安心したし、痛みは無くなっていたので放置して様子をみることにしました。
注射針が苦手な方もいると思いますが、診察を受けると必ず注射針を刺すということはないそうです。患部を見たり触れるだけでも診断は難しくないらしく、超音波エコーも有用で痛くない検査だそうです。
費用
費用は1760円でした。診療明細を見るとガングリオン穿刺術というのがあり、注射針で処置のことだと思いますが案外点数が低く、処置してもらうことで特別費用が高くなるわけではないようなので、ガングリオンとはっきりさせるためにしてもらってよかったと思いました。
診断後の経過
私がガングリオンで受診したのはこの時の1回だけです。処置してもらった後すぐに再発しましたが、痛みなどがなく外観上気になっているだけなので様子を見ていて、時間はかかりましたが小さくなり目立たなくなりました。
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