ブルックスのランニングシューズ、TRACE 3(トレース3)です。
「1日30分のランニングをする際にピッタリなシューズ」で「サクッと走る時」に向いているそうですが、もっと長くガッツリ走りたいランナーにも十分な機能性があります。
ソールの作りはしっかりしていてクッション性に優れながら安定感もあり、アッパーはブルックスのウィズ(足囲)がメンズの「D」のモデルとしてはタイトにフィットするモデルだと思います。
サイズ感と履き心地
サイズ感
項目 | 左足 | 右足 |
足長 | 25.2cm | 25.3cm |
足幅 | 9.7cm | 10.0cm |
足囲 | 23.3cm | 23.9cm |
かかと幅 | 6.6cm | 6.5cm |
足甲高さ | 6.0cm | 6.1cm |
トレース3のサイズ展開はメンズが25.0~29.0cm、レディースは22.0~26.0cmです。
トレース3のウィズ(足囲)はメンスとレディースともにレギュラー幅(標準幅)とワイド幅があり、メンズではそれぞれ「D」と「2E」でレディースは「B」と「D」です。
トレース3で選んだサイズはメンズのレギュラー幅(標準幅)の26.5cmです。
ウィズ(足囲)はブルックスのメンズの標準幅である「D」の中ではタイトにフィットするモデルだと思いますが、アンセム5ほど窮屈には感じません。
私の場合は26.5cmでつま先部分に手の親指の爪の幅(約1.8cm)一つ分くらいの余裕があります。爪の上側も圧迫感はありませんが指の付け根あたりから甲の部分にかけては低めに感じます。横幅も前足部から踵部まで細めです。
足長 | 小さい | |・・・・・・・| | 大きい |
爪の上側 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
横幅 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
甲の部分 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
ハトメの間隔 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
かかと部 | 細い | |・・・・・・・| | ゆるい |
アッパーとソール
アッパーの生地は適度な厚みがありながら通気性は良く足当たりも優しいです。それでいて、中足部のサイドは隙間なくタイトにフィットしてホールド力があり走行中に足がブレにくいと感じます。
ミッドソール素材はBioMoGoDNAで「路面からの衝撃や、走行スピードに応じて衝撃吸収性が変化する独自のクッション材。」と説明の通り、ゆっくりペースでも速く走ってもスピードによってクッション性と反発力がちょうど良いバランスになっていると感じます。また、スピードに関わらず着地の際に大きく沈み過ぎないため安定性も弱くないです。
ブルックスの公式サイトのスタッフレビューによると「クッション三兄弟(ゴースト・アドレナリン・グリセリン)に比べるとクッションは薄く感じます」とありますが、個人的には厚みとクッション性は十分で30分を超えて走っても足への負担は大きくないです。
アウトソールはラバーでしっかり覆われて、フラットソールにより走行時にかかとからつま先まで力の流れがスムーズです。
踵のフィット性
踵部分は細めでホールド力があり、緩めのフィット感だったゴースト15よりも走行中の安心感があります。
中敷き
中敷きはブルックス独特の感触で素材の密度が大きくふんわりし過ぎず程よい弾力があります。表面はなめらかですが滑りやすくはないです。厚さはつま先部分が約5mmで踵部分は約6.5mmです。
最後に
トレース3は短い時間から気軽に走り始めたい方向けのように思いましたが、本格的なランニングでも十分に対応しています。ソールの心地よさはゴーストやグリセリンの方が優れていますが、アッパーはタイトにフィットするため個人的にはトレース3の方がサポート力を感じます。
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