ブルックスのランニングシューズ、AdrenalineGTS21(アドレナリンGTS21)です。
アッパーは優しいフィット感でソールはクッション性に優れながらスタビリティモデルとして安定性の高い走り心地です。
記事作成時点では22代目が発売されていて旧モデルとなりますが、ミッドソール素材がDNA LOFTとBioMoGoDNAの組み合わせはこの21代目までです。22代目では全面100%DNA LOFTでよりソフトな履き心地になっているそうなのでこれまでのモデルが足に合っていた方は走行感覚が大きく違わないか確認された方が良いかもしれません。
走力的なレベルは同じブルックスのゴーストと同じくらいで、初心者ランナーでも足への負担が軽くゆっくりペースで走るのに向いていますが、衝撃吸収力だけでなく反発力とのバランスが良いためトップランナーの練習まで対応しています。
ゴーストとの違いはアドレナリンGTS21にはGUIDERAILES2.0(ガイドレール2.0)というサポート機能が搭載されています。
サイズ感と履き心地
サイズ感
アドレナリンGTS21のサイズ展開は記事作成時点ではすでに旧モデルなので正確ではありませんが、公式オンラインショップや取り扱っているお店では以下の通りです。
メンズは25.0cm~29.0cm(0.5cm刻み)。
ウィメンズは22.5cm~26.0cm(0.5cm刻み)。
ウィズ(足囲)の展開はメンズが「D」のレギュラー幅しか見当たらず、ウィメンズは「B」のレギュラー幅と「D」のワイド幅があります。前モデルの20代目ではメンズにもワイド幅やスーパーワイド幅のモデルがありました。
項目 | 左足 | 右足 |
足長 | 25.2cm | 25.3cm |
足幅 | 9.7cm | 10.0cm |
足囲 | 23.3cm | 23.9cm |
かかと幅 | 6.6cm | 6.5cm |
足甲高さ | 6.0cm | 6.1cm |
サイズは前モデルの20代目よりワンサイズ大きいメンズの26.5cmを選びました。ブルックスのシューズの中では同じサイズでも少し大きめに感じます。
ウィズ(足囲)は「D」にしては横幅がやや広めで指周りもラクです。ルーズに感じる場合はゴーストの11~13代目の方が同じ「D」の26.5cmでも細めのフィット感です。
足長 | 小さい | |・・・・・・・| | 大きい |
爪の上側 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
横幅 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
甲の部分 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
ハトメの間隔 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
かかと部 | 細い | |・・・・・・・| | ゆるい |
アッパーとソール
アッパーの生地は柔らかく足への締め付け感はありませんが、エンジニアードメッシュで必要なところは伸縮しにくく中足部あたりのホールド感は弱くないです。ただ、サイズの選び方によってはゆったりしたフィット感になるかもしれません。
ミッドソール構造はDNA LOFTとBioMoGo DNAの一体成型で着地の衝撃吸収力と反発力のバランスが良く、それに加えてGUIDERAILES2.0(ガイドレール2.0)というサポート機能が搭載されているためシューズの中で土踏まずの収まりや踵着地の安定性が高く感じます。
ミッドソールドロップは12mmと高めで踵着地からの体重移動がスムーズで初心者でも楽に走りやすくなっています。
アウトソールはこれまでのモデルでは縁に丸みのあるくぼみが多くありクッション性を高めている気がしていましたが21代目では踵部の外側だけになっています。
それでも着地の際にミッドソールの特性でゆっくりペースでは柔らかな感触があり、走るペースが上がると柔らかさより反発力が高く感じます。
踵のフィット性
踵部はヒールカウンターが硬くガッチリしながらフィット感も心地良いです。
中敷き
中敷きはブルックス独特の感触で素材の密度が大きく程よい弾力があります。 表面はなめらかですが滑りやすくはないです。厚さはつま先部分が約5mmで踵部分は約6mmです。
最後に
アドレナリンGTS21はメンズではウィズ(足囲)の展開が少ないですが「D」のレギュラー幅としてはゆとりを感じる履き心地なので足幅の広い方でも試してみると良いかもしれません。
機能的には快適さだけでなくサポート力もあり、ランニングだけでなくウォーキングでも使いやすくこれから体を動かしはじめたい方にもおすすめです。
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