
画像や動画をAIで作ってみたい。でも、いろんなツールやサービスがどんどん増えて、「結局どれを使えばいいの?」と迷うこと、ありませんか?
私も気になるモデルがいくつもあって、ひとつずつ登録するのは正直ちょっと面倒で費用もかかる…と思っていました。
そんなときに見つけたのが、CyberLinkの MyEdit(マイエディット)です。
ブラウザだけで使えて、日本語対応。しかも複数の画像・動画生成AIモデルをひとつのサービス内で気軽に試せるのが特徴です。
この記事では、MyEditを実際に使って感じたことや、料金・注意点も含めて正直にまとめてみます。
MyEditの特徴
台湾企業のサービスのためか、使い始めた頃は、UIの日本語に少し違和感を覚える部分もありました。しかし、修正の反映が比較的早く、興味深い機能も継続的にアップデートされている印象です。
画像も動画も、複数のAIモデルを使い分けられる
MyEditの一番の特徴は、画像と動画の両方で複数の生成AIモデルを選べることです。
画像生成は以下のAIモデルが使えます。(記事作成時点)

- FLUX.2 Pro
- FLUX.1
- Z-Image
- Nano Banana 2(Gemini 3.1)
- Nano Banana Pro(Gemini 3.0)
- Nano Banana(Gemini 2.0)
- GPT-Image-1.5
- GPT-Image-1
- Stable Diffusion
- Kling O1
動画生成は以下のAIモデルが使えます。(記事作成時点)

- Veo3.1
- Kling 3.0
- Kling 2.6
- Kling 2.5 Turbo
- Kling O3
- Kling O1
- Vidu Q3
- Vidu Q2
- Sora2
これだけのモデルを、個別に契約することなく一つの画面で試せるのがMyEditの強みです。
しかも新しいモデルが追加されたり、既存モデルがアップデートされることもあったので、定期的に覗いてみると「いつの間にか増えてる」という楽しさや期待があります。
操作は直感的。ブラウザだけで完結
MyEditはインストール不要のWebサービスで、日本語にも対応しています。
実際に使ってみて特に良いと感じたのが、生成する際のアイデアの参考例としてサンプル画像・動画のプロンプトが日本語で表示される点です。

そのまま流用したり、書き方を参考にしてアレンジしたりできるので、
- どう指示を書けばいいか分からない
- 初めてで戸惑う
といった最初の壁をかなり低くしてくれます。
単に生成するだけでなく、プロンプトの勉強にもなる設計だと感じました。
※動画生成でプロンプトの入力が必要ないテンプレートについては、どのようにプロンプトが書かれているか見ることができませんでした。しかし、カスタムでプロンプトの入力が必要な場合はサンプルのアイデアは全て見れます。
MyEditでできること(公式サイトの活用例より)
MyEditでは、画像生成や動画生成だけでなく、編集や音声系まで幅広く対応しています。公式サイトで紹介されている主な活用例を、ジャンル別にまとめるとこんな感じです。
画像・デザイン系
- キャラクター生成、AIアート生成
- 写真をイラスト風に変換
- お絵描きAI、i2i画像生成
- 宣材写真・プロフィール画像の作成
- パスポート写真作成
- お誕生日カード作成
- 古い写真の復元・修復
- AI建築イメージ作成
写真編集・Eコマース向け
- 背景透過・背景を白くする
- AI背景生成・背景変更・背景拡張
- マジック消しゴム(不要物削除)
- ウォーターマーク削除
動画・SNS向け
- 写真から動画を生成(テンプレートあり)
- ダンスやカップル向けのモーション
- SNS投稿用コンテンツ作成
- Sora2 / Veo3 を使ったAI動画生成
音声・スタジオ機能
- 音声録音、ボイスメモ文字起こし
- AI音声生成・声の変換
- カラオケメーカー
- ポッドキャスト文字起こし
- フリー効果音素材
このほかにも細かな機能がたくさんあり、MyEditは「生成AI+編集ツール+スタジオ機能」をまとめて触れるサービスという印象です。
クレジット制でまずは無料から試せる
MyEditのAI機能は「クレジット」という仮想ポイント制です。
※念のため補足すると、クレジットカードとは別物で、ゲームのコインのようなイメージです。
- 1日1回、無料で3クレジット獲得(有効期限1か月)
- 画像生成は1クレジットから
- 動画生成は最低15クレジットから
なので画像はすぐ試せますし、動画も毎日もらえば約5日で無料生成が可能です。
ただし注意点として、Veo3.1 や Sora2 など一部の高性能モデルは、現時点ではクレジットの消費が大きいものもあり、サブスクプランに加入をしていても大変です。サブスクプランの毎月付与されるクレジットは翌月に持ち越せないため、「余っている月に試してみる」くらいの距離感がちょうど良さそうです。
実際に使って感じたこと(個人的なメモ)
正直、最初は価格的にあまり期待せず、「ちょっと触って終わりかな」くらいの気持ちでした。ところが実際に使ってみると、画像も動画も思った以上に試せて、生成AIの入口としてかなり遊びやすい印象です。
MyEdit は機能が多く、一度にすべては紹介しきれないので、このセクションでは実際に触ってみて気づいた点をメモ感覚でまとめています。
動画生成
※ 本記事で使用している人物画像は、すべてMyEditのAI機能で生成した架空のモデルです。実際の写真は一切使用せず、機能の活用イメージとして掲載しています。
また、掲載している動画はブログ表示用にファイルサイズを調整(圧縮)しているため、実際のMyEditでの生成結果と比較すると、細部の鮮明さが抑えられています。
私がMyEditに興味を持った一番の理由は、自分や家族の写真を“簡単に・手軽に”使えて、動かせるところでした。
動画テンプレートは、少し前に他のツールでも流行ったような動作パターンも多く、正直なところ新鮮さは控えめに感じました。しかし、クリスマスやバレンタインなど、季節イベントに合わせたテンプレートも随時追加されるため、タイミングによって違った楽しみ方ができます。
また、最新のAIモデルが次々と追加され、「テンプレを選ぶ」だけでなく「プロンプトで動きを指定する」ことも楽しくなっている印象です。
上の動画は、お母さんから「何が食べたい?」と尋ね、子供たちが「スシロー」と叫び、お父さんが「後ろ?」とトボけて、みんなで後ろを振り返るシーンです。左前の子のランドセルに見えてたものが、振り返るとリュックに変わっているところが不自然に思いますが、日本語の音声は上手くいきました。
画像から動画にするためのワンポイント!
MyEditで画像を動画化する可能性がある場合は、横縦比が16:9(横長)か9:16(縦長)か1:1(正方形)にしておくのがおすすめです。

どのAIモデルも対応している横縦比が16:9・9:16・1:1(一部モデルにはない)に限られており、それ以外の比率だとトリミングしなければならず、人物の足などが入らなくなってしまうことがあります。

ただ、すでにある写真や別の比率で作ってしまった画像でも、MyEditの「画像拡張」機能を使えば任意の大きさに後から広げることも可能です。※1画像で2クレジット必要ですが、2画像以上だとお得になります。

上の画像は横縦比が4:3の画像ですが、画像拡張機能を使うと、

画像の周りの存在しない部分をAIが生成して16:9に広げてくれます。これで動画にするとトリミングが必要なく、人物全体を使うことができます。
ちなみに MyEdit は、もともとは画像編集を中心としたオンラインツールで、そこに生成AI機能が後からどんどん追加されてきたサービスです。そのため、生成した画像をそのまま整えたり、サイズ変更や拡張をしたりできるのが地味に便利で、「編集ツール出身」ならではの強みだと感じました。
上の動画はテンプレートを選択するだけで踊ってくれました。
実用的なテンプレートはまだ限られていますが、プロンプトの入力が必要なカスタム生成もサンプルを参考にしたり、ChatGPTやGeminiなどの力を借りれば意外と簡単です。本来は英語が必要な最新モデルであっても、MyEditなら日本語でプロンプトを入力できるのが大きなメリット。まずは構えすぎず、いろいろな表現を試してみるのがおすすめです。
実際に触ってみて感じたのは、高性能モデルはクレジット消費が大きく、物語性のある動画を作るのはまだハードルが高いということです。 現状は、「静止画に5〜6秒の動き(ダンスなど)を付けて遊ぶ」のが最も現実的で楽しい活用法だと感じました。動きを付けるだけなら、比較的クレジットの消費が少ないモデルでも十分満足な結果が得られます。
そして、1日の利用回数に上限は設けられていないようです。クレジット残量と相談しながらではありますが、「今日はとことん試してみたい」というニーズにしっかり応えてくれる仕様になっています。
以下は動画系のAIモデルを使っての個人的な感想です。使用目的によっても印象は変わると思います。
- Kling 2.5 Turbo: 上の動画の「家族4人が振り返って花火を見る」と「女性一人がナルトダンスっぽく踊っている」の2つはテンプレートですが、Kling 2.5 Turboで生成されています。人物の動きにも不自然さがない印象です。MyEditの中ではクレジットの消費が少なめです。
- Veo 3.1: 実写の質感が良く、参考画像を使えば街中の看板などの日本語も正しく表示されやすいです。ただし、クレジット消費は多めです。
- Sora 2: ウォーターマークは付かなかったものの、画質を上げるとコストが非常に高く、人物写真からの生成には制限(エラー)がかかるため、使い所にコツがいります。
- Vidu Q2: アニメ系に強く、実写はやや海外風な仕上がりになります。日本の日常風景の再現は少し苦手な印象でした。MyEditの中ではクレジットの消費が少なめです。
画像生成
画像生成では、機能的にできることがかなり多く、まずテンプレートで遊んでみるのが楽しいですが、一度にすべては紹介しきれないです。そのため、今回はテンプレートを使わず、Nano Banana Proを使って、日本語入りの画像を作ってみました。他のモデルより文字の崩れが少なく、日本語表示が安定していて便利だと感じました。

上の画像はテンプレートではなく、Geminiでプロンプトを作成したものです。当サイトのブログ記事の内容からGeminiがアイデアを提案してくれて、そのままMyEditにコピペしただけで簡単にできました。AIモデルはNano Banana Proを選択して生成した画像です。
MyEditを実際に使ってみて、現時点では動画よりも画像生成のほうが実用的だと感じました。特にNano Banana Proは、日本語の再現性も高く、仕上がりも安定していて「ちゃんと仕事をしてくれる」印象です。
まずは画像生成から触ってみて、慣れてきたら動画にも挑戦、という使い方が一番ストレスが少ないと思います。
音声と音楽のAI機能
オーディオ編集ツールの中にある「歌詞から曲生成」という機能も試してみました。テーマやコンセプトを入力すると、歌詞を自動で作ってくれるのはとても面白い体験です。もちろん、すべて自分で考えた歌詞も入力できます。
ただ、日本語の歌詞で生成した場合、歌声がやや不自然に感じられ、歌詞通りに歌ってくれない部分もありました。
一方で、英語の歌詞では、一言一句ほぼ正確に、しかも滑らかに歌ってくれます。現時点では、英語のほうが安定している印象です。テーマはMyEditの魅力が自然に伝わる歌詞をMyEditに生成してもらいました。
A brand new journey, you can start toda
No need for worry, it will light your way
See the possibilities, come out and play
This new technology, it’s here to stay
It’s easy to embrace, a smile upon your face
Find your happy place, setting a new pace
No need to second guess, put it to the test
This is truly blessed, better than the rest
音声読み上げ機能についても試してみました。まずは英語の音声です。私は英語の良し悪しを判断できる自信はないのですが、素人目(素人耳)には、とてもスムーズで自然に聞こえます。
I am an online editing service that makes it easy to enhance photos and videos.
You do not need to install any special software.
You can use a wide range of features directly in your browser.
You can change image backgrounds, refine portraits, and apply templates that transform the overall mood.
Seasonal designs, such as holiday themes, are added regularly, so you can enjoy exploring new styles.
Video editing is also simple and intuitive.
You can turn a photo into a short video or choose motion templates to create a different impression.
With the voice tools, you can generate speech from text and convert speech into text.
Right now, I am reading this script aloud.
How does my voice sound to you?
Does it sound natural?
Even if you are new to generative AI, the interface is designed to be easy to understand.
Feel free to try it for yourself.
日本語も、入力したテキストをきちんと読み上げてくれますし、内容は問題なく聞き取れます。ただ、イントネーションや“間”が、やや機械的に感じる部分があり、その点は少し惜しいと感じました。日本語の曲生成とあわせて今後のアップデートに期待したいところです。
私は、写真や動画を手軽に加工できるオンライン編集サービスです。
特別なソフトを入れなくても、ブラウザだけでさまざまな機能を使うことができます。
画像の背景を変えたり、人物をきれいに整えたり、雰囲気を変えるテンプレートも用意しています。
季節のイベントに合わせたデザインも追加されるため、遊び感覚で楽しめます。
動画編集も直感的に行えます。
写真から短い動画を作ったり、動きのあるテンプレートを選んで印象を変えたりすることもできます。
音声ツールでは、文章の読み上げや文字起こしにも対応しています。
いま、私はこの文章を読み上げています。
声の聞こえ方はどうでしょうか。
自然に聞こえますか。
はじめて生成AIに触れる方でも、分かりやすい画面設計なので安心です。
まずは気軽に試してみてください。
もう一点、気になったのは音声ファイルのサイズです。同じ約1分程度の読み上げでも、生成されたファイルは日本語は約331KBだったのに対し、英語は約1.48MBと、かなり差がありました。※どちらも同じファイルフォーマット(mp3)です。
音質や内部設定の違いによるものかもしれませんが、容量だけを見ると英語のほうが高品質設定になっている可能性も考えられます。
ほかにも複数の言語に対応していますが、実際に自然かどうかの判断が英語よりさらに難しいため、今回は試していません。
オーディオの編集ツールとしては操作が簡単でやりたいことがすぐにできます。
遊び感覚で使えるテンプレート。でも公開時はひと呼吸
MyEdit には、写真をアニメ風・映画風にしたり、簡単な動きを付けたりできるテンプレートが用意されていて、気軽に試せるのが魅力です。ダンス系などは特に分かりやすく、「とりあえず触ってみる」入口として楽しく使えます。
一方で、テンプレートの中には、カップル向けのモーションや、少し大人っぽい雰囲気の演出も含まれています。ちょっとした遊び感覚で試せるのは楽しい反面、サービス自体に年齢制限の表示は特に見当たらないため、お子さんが使う場合や、ブログやSNSに公開する場合は内容を選んだほうが安心だと感じました。
ただ、実際に試してみると、露出が多い画像や水着姿の画像でダンス系テンプレートを選ぶと「失敗」となり、動画が生成されないケースもありました。クレジットはきちんと返還されるため、その点は安心です。全体として、過度な内容にならないよう、ある程度のガイドラインが機能しているように感じました。
そして、画風や雰囲気を変えるテンプレートについては、
- 「○○風」といった“テイスト”だけなら問題になりにくい
- 特定キャラクターを再現しない
- 公開時は「AI生成」「○○風」と分かる書き方にする
といった点を意識しておくと、より安全です。
個人で楽しむ分(保存して眺める、家族で見る程度)であれば問題になりにくいですが、発信する場合は“ひと呼吸おいて確認する”くらいがちょうど良さそうです。
価格について
無料プランを使いながら、その都度クレジットを購入することもできます。ただ、単発購入はやや割高な印象です。一方で、「クリエイター Pro プラン」に加入している場合は、クレジットの追加購入が半額になるため、継続的に使うならこちらのほうがコストを抑えられます。
サブスクのMyEditのクリエイター Pro プランだと、
- 月払い:1か月 2,540円
- 年一括払い:11760円で約60%オフの、1か月あたり 980円
最近は ChatGPT Go や Google AI Plus など、もう少し金額をプラスすると使える手頃なAIサブスクも増えてきました。
それでもMyEditは、
- 複数の画像・動画AIモデルを比較できる
- 操作が直感的で日本語対応
- サンプルとプロンプト付き
という点で、生成AIを触り比べる入口としてかなり使いやすいと感じています。
価格だけでなく、「ひとつの場所でまとめて試せる手軽さ」で選べるサービスだと思います。
MyEditが向いている人/向いていない人
MyEditが向いているのは、
- まず画像系AIを気軽に触ってみたい人
- 低価格でいろんなモデルを比べながら遊びたい人
- 難しい設定なしで始めたい人
逆に、
- 各AIモデルの特徴をすでに理解している
- ツール導入や設定で迷わない
- 本格的な動画を作成してガンガン投降したい
という人は、それぞれのAIサービスを個別に使ったほうが自由度は高いと思います。
まとめ
MyEditは、複数の画像・動画AIモデルをひとつの画面で試せて、自分の写真も“簡単に・手軽に”使えるのが魅力のサービスです。高性能な動画モデルはクレジット消費が大きく気軽に連続利用するのは難しい場面もありますが、画像生成は比較的軽く、Nano Banana Proのように日本語表示が安定したモデルもあり、生成AIに触れる入口としてとても使いやすいと感じました。
価格だけを見ると他のAIサブスクと迷う部分もありますが、操作の分かりやすさや複数モデルを横断して試せる点はMyEditならでは。まずは無料クレジットで遊んでみて、自分の使い方に合うか確かめてみるのがおすすめです。



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