ZAMST(ザムスト)のインソール、Footcraft(フットクラフト)のSTANDARD CUSHION+(スタンダードクッションプラス)です。
スポーツ全般におすすめでシューズを履いている間の足の負担を軽減してくれます。アーチのサポート力を高めるため部分的に硬い素材のパーツも使われていますが、私の場合はいくつかのシューズで試してみてフィット感を損ねることはなく馴染みやすかったです。
特徴と使い心地
Footcraftの特徴
Footcraftには大きく分けて高機能タイプと衝撃対策タイプがあります。
高機能タイプは以下の4種類ありサポート力に優れて安定性を高めてくれます。価格は5,280~6,270円(税込)です。
- スポーツ全般に使える「STANDARD」
- 「STANDARD」に着地時の衝撃を吸収する素材がプラスされた「STANDARD CUSHION+」
- サッカー専用の「FOOTBALL STYLE」
- バスケ・バレー・テニス・バドミントン向けの「AGILITY GRIP」
衝撃対策タイプは用途別に以下の4種類あり高機能タイプよりクッション性を重視している作りです。価格は4種類とも2,970円(税込)です。
- 「for SPORTS」-スポーツ全般
- 「for RUN」-ランニング
- 「for WALK」-ウォーキング・日常生活
- 「for SPIKE」-サッカー・野球
衝撃対策タイプはザムストの公式オンラインショップや他の通販サイトでも前足部と踵部分の厚みを知ることができ実物を試すことができないインソールの中では選びやすくなっています。
STANDARD CUSHION+の特徴
今回購入したSTANDARD CUSHION+は高機能タイプで価格は5,170円 (税込)です。
サイズ展開は以下の通りでシューズのサイズに合わせて選びます。
- S:21.0~22.5cm
- M:23.0~24.5cm
- L:25.0~26.5cm
- LL:27.0~28.5cm
- 3L:29.0~30.5cm
足長のサイズ以外にもアーチタイプが「LOW」「MIDDLE」「HIGH」の3種類があり自分の足に合わせて選ぶことができます。
アーチタイプの選び方は公式オンラインショップにもある上の動画で知ることができます。
私の場合はアーチタイプの判別方法で「LOW」と「MIDDLE」で迷いましたが、近くのスポーツ店で扱っていたためサンプルを手にすると土踏まず部分のふくらみが「LOW」でも大きく感じました。そのため慣れないうちは違和感の少ない方が良いと思い「LOW」を選びました。
足長的なサイズ感とアーチタイプの他に気になるのが厚さですが衝撃対策タイプのように公式オンラインショップなどで情報がありません。
私が26.5cmのシューズに合わせて購入したL(25.0~26.5cm)を測るとつま先部分は約3mm、踵部は約6.5mmで思ったより薄手でした。
土踏まずのあたりから踵部にかけては裏面にコアスタビライザーという硬いパーツがありますが、踵の真下の部分はくり貫いたようになっていて代わりに柔らかいクッション性のある素材が使われています。履き心地は思ったより浅くならず、私が試したいくつかのシューズではホールド感を損ねることはなかったです。
硬いパーツのある中足部や踵部のカッチリとした作りに比べて前足部はしなやかで曲げやすいです。
表地も私が使用しているソックスの中では滑りやすいものはなくむしろグリップ力を感じました。
重さは手で持ったりシューズに入れて履いても個人的に気になりませんが、片足で約51gとシューズに元から入っていた中敷の3倍くらいあります。
シューズに入れての使い心地
私が持っている26.5cmのシューズではL(25.0~26.5cm)で縦の長さはカットせずに合うものが多かったです。
しかし、前足部の横幅はやや広めです。ワイド幅のシューズにはそのままで良さそうですが、例えば中級者以上のレース向けのタイトな作りのモデルでは少しカットした方が入れやすい場合があるかもしれません。ただし、STANDARD CUSHION+では踏み付け部にクッション素材があるため大きくカットするのは難しそうです。
踵部はピタッとキレイに収まりますが外す際には指を入れにくくスムーズではないです。その分使用中にズレにくく安定しています。
STANDARD CUSHION+を入れたシューズを履いてみると初めのうちは土踏まず部分が持ち上げられるため足裏に少し違和感を覚えましたが、数日の使用で違和感はなくなりアーチタイプはMIDDLEでも良かったかなと思うほど馴染んできました。
踵あたりは僅かに浅い履き心地に感じたシューズもありますがホールド感を損ねるほどではありませんでした。
甲の部分はアーチサポートの効果で少し高くなりましたが私の場合は中足部のホールド感がアップしました。
前足部は厚さが小さいためゆとりの大きい履き心地のシューズで元の中敷より薄くなる場合はルーズになるかもしれません。しかし、表地は滑りにくくアーチ部分のふくらみでシューズの中で前滑りしにくいと感じます。
しばらく歩いたり走ったりしてみるとアーチのサポートだけでなく屈曲性にも優れ足を上手く使えるように感じます。
安定性については元の中敷のままでも不満がなかったシューズが多かったので実感しにくいですが、わざと着地の角度を変えてみてもグラつきにくいです。それでいてコアスタビライザーによる硬さは気にならず、前足部と踵部に配置されているSHOCK ABSORPTIONという素材のためか薄手のわりに程よいクッションを感じました。
最後に
Footcraft STANDARD CUSHION+を使用してみて運動中のパフォーマンスがアップしたかどうかは実感できませんが運動後の疲労は軽減されました。足の調子が整って身体全体に良い影響が出るとパフォーマンスも上がってくるのかもしれません。
ただ、Footcraftの高機能タイプは選ぶ際にはサイズとアーチタイプの組み合わせが多いため間違えないように注意が必要です。
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