アシックス GEL-CUMULUS 27(ゲルキュムラス27)のサイズ感と履き心地！ レビュー

アシックスのランニングシューズ、GEL-CUMULUS 27(ゲルキュムラス27)です。

価格と走力的な位置付けはGT-2000 13と同じでゆっくりペースから走りやすく本格的な長距離ランニングをサポートしてくれます。

走行時の安定性を重視したGT-2000 13よりクッション性が優れるモデルのようですが着地の際にグラつくことはなく商品説明などから抱くイメージより安定感があります。

また、ソールの素材や形状による走行中のクセは強くないため、反発弾性が強かったり走行効率を高めた新しい感覚の走り心地が合わない方にもおすすめです。

サイズ感やもう少し詳しい履き心地は↓に続きます。

サイズ感と履き心地

サイズ感

ゲルキュムラス 27で選んだサイズはメンズのスタンダード(標準幅)の26.5cmです。

前モデルの26代目より前足部のゆとりがあり24代目と同じくらいに感じます。しかし、24代目に比べてソールのコシがあるため沈んで指周りがルーズに感じることはありません。つま先部分の余裕も手の親指の爪の幅(約1.8cm)くらいで26代目よりやや大きく感じます。

中足部のサイドや踵部は細めでしっかりフィットしてホールド力があります。

甲の部分はシュータンが薄手になりましたが、やや低い作りなのか旧モデルの厚手の時よりやや窮屈に感じます。私の場合は同じアシックスの別売中敷であるPERFORMANCE SOCKLINERに取り替えると元の中敷より薄手のため窮屈感は和らぎ足裏のフワフワ感も幾分か抑えられました。

アッパーとソール

アッパーはハトメ(靴紐を通す穴)が2段ハトメ用を除いて25代目からは内外に5対ですが、27代目では中足部あたりが細めにフィットするためホールド感は弱くないです。アシックスストライプもステッチではないですが模様だけのプリントより硬さがあり少し補強の役割があるように感じます。

シュータンは26代目と同じように薄手でふんわり感がなく、旧モデルと比べて甲の部分の足当たりはよくないです。両端はアッパーとつながっていますが私の場合は走行中に少し外ズレします。そして、所々に孔が開いていますが素材自体の通気性は高くないようです。シュータン以外のアッパーの生地はペラペラではなく適度に厚みがあり優しい足当たりです。

ミッドソールの素材は軽量で反発性に優れたFF BLAST PLUS(エフエフブラストプラス)を採用しています。感触としては柔らかさがありながら思ったよりコシがあります。衝撃吸収性が高く程よく弾んで心地よく安定感も悪くならずゆっくりペースで走りやすいです。

GEL(ゲル)については25代目からはそれまでの素材より柔らかくなったPureGEL(ピュアゲル)が踵部に内蔵されて外側からは見えなくなっています。

アウターソールはEVAとラバーを混合したフルイドライドというラバーフォームが採用されています。手で触れるとこれまでのラバーより柔らかいですが、ミッドソールがむき出しのような弱さはなくグリップ力も優れています。濡れた路面や側溝とマンホールなど金属製のところでも特に滑りやすいとは感じませんでした。

踵のフィット性

踵部はガチガチではありませんがヒールカウンターの硬さがありホールド力も抜群です。意識的に足をねじってみても踵が浮きません。

中敷き

中敷きはふんわりとした柔らかい感触で足裏が心地よいです。柔らかくてもフニャフニャではなくGT-2000 13の中敷と同じようなコシのある弾力を感じます。

厚さは前足部の底が平面でなくカーブしているため均一ではないですが、つま先部分は約6mmで踵部が約8mmです。

中敷きは取替式のため他のインソールに入れ替えることができます。足裏のフワフワ感が苦手で、硬さのある方が好みの場合は別売中敷として上のサイズ感のところにも出てきたPERFORMANCE SOCKLINERがシューズに合わせやすいです。

品番は靴幅がメンズのエキストラワイド用だけ「1173A028」になります。それ以外はメンズとレディースともにどの幅も「1173A029」です。

最後に

ゲルキュムラスは旧モデルでは実物を試せる機会が少なく感じていたモデルですが、27代目は通販だけでなく近くのスポーツ店でも見かけるようになりました。いつの間にか無くなってしまうシリーズのモデルに比べてコンスタントに新作が登場しています。