シュータンがズレず、踵ガッチリ!構造で選ぶランニングシューズのまとめ!

これまでいろいろなランニングシューズを履いてきて、クッション性や反発力などソールの機能性以上に気になるのが、走行中のアッパーのフィット感とサポート性です。

例えば、シュータンがズレて甲の当たりが変わったり、踵の収まりが気になって走りに集中しづらくなることは、スペック表だけでは分かりにくいものの、実際の走り心地には大きく影響します。

個人的には、シュータンがズレにくく、踵部がしっかりした構造のシューズは、走行中のフィット感が安定しやすく安心感につながります。

そこで、この記事では、シュータンと踵部の作りに注目して気が付いたモデルをピックアップしました。現行モデルの全てを網羅できないですが、走行中のフィット感やサポート感を重視したい方の参考になればと思います。

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「シュータン」と「踵部」の構造に注目したモデル

この記事では、シュータンと踵部の両方に注目したモデルを中心に紹介しています。

シュータンと踵部のそれぞれを重視したモデルについては、

もあわせてご覧ください。

アシックス GT-2000 14

GT-2000のシュータンは12代目では足当たりがやや硬めで、縁の部分は慣れるまで足首に触れて気になっていましたが、13代目と14代目では柔らかく快適になりました。それでも11代目以前と比べるとふんわりではなく少しカッチリ感があります。両端はアッパーとつながって外ズレしにくくなっています。

踵部はシュータンや前足部から中足部までの生地より厚みがあり側面まで包まれるようなフィット感です。ヒールカウンターの硬さもしっかりしてガッチリとしたホールド力があります。

ミッドソールの素材やアウターソールの形状はNOVABLAST 5の要素を取り入れているようです。そのため、気分が乗らない日でも楽しく走れる心地よさがありながら、3D GUIDANCE SYSTEMによりスタビリティモデルとしてのサポート性もしっかりしています。

使用目的としては短い距離を気軽に走りはじめたいランナーから本格的な長距離ランニングでも安心感のあるモデルです。

アシックス NOVABLAST 5(ノヴァブラスト5)

NOVABLAST 5は、シュータンウイング構造によってシュータンがズレにくく、甲全体をバランスよくホールドしてくれます。そして、踵部にはしっかり硬さのあるヒールカウンターが配置されており、反発力の高いミッドソールでも踵のブレを抑え、安定した着地を支えます。

HOKA RINCON 4(リンコン4)

リンコン4の走力的な位置付けとしては、スピードモデルほど尖っておらず、デイリートレーナーよりも軽快な中間的ポジションなテンポアップシューズです。

シュータンは最近のデイリートレーナーにも見られるような薄手で簡素なシュータンとは異なり、軽量モデルとしては適度な厚みとクッション性があります。足当たりは柔らかく、両端がアッパーとつながった構造により、走行中に外側へズレにくい作りです。フィット感の安定性が意識されています。

踵部はしっかりとしたヒールカウンターが入り、着地時の安心感があります。ミッドソールにも十分な厚みがあり、軽量モデルでありながら全体的に頼りなさを感じにくい点が特徴です。前作と比べると、軽さを保ちつつも作りがよりしっかりした印象で、使用目的は、日常のジョグからテンポ走、部活動での練習用まで幅広く対応しやすく、「軽いシューズで気持ちよく走りたい日」に取り入れやすいモデルです。

HOKA 公式サイト

HOKA Clifton 10(クリフトン10)

クリフトン10のシュータンは中央だけでなく内側・外側にもシューレースを通す「ダブルレースロック構造」を採用しており、走行中に左右へズレにくい作りが特徴です。ガセットタンではありませんが、レースホール配置によってフィット感が安定しやすく、足の甲に沿った状態を保ちやすい印象があります。

踵部はヒールカウンターがしっかりと硬く、着地時に踵が逃げにくい構造で、クッション量が多い中でも安定感を感じやすいモデルです。

HOKA 公式サイト

HOKA MACH 6(マッハ6)

マッハ6はガセットタン構造により、シュータンはアッパーと一体化しており、走行中に外側へズレる感覚はほとんどありません。テンポ走やペースアップ時でもフィット感が変わりにくい点が特徴です。

踵部にはしっかりしたヒールカウンターが入っており、軽量モデルながら踵の収まりは良好です。スピードモデルでありながら、踵のサポート性も意識された作りです。

HOKA 公式サイト

ニューバランス FuelCell Rebel v5

フューエルセルレベルv5は軽量性と自然な足運びを優先した作りです。

シュータンはガセット構造により、走行中に横へズレにくいです。甲全体を面で包み込むようなフィット感があり、ペースアップ時やピッチが上がった場面でも、FANTOMFIT構造のアッパーとあわせて足とシューズの一体感を保ちやすいです。

踵部はヒールカウンターがしっかりしていていますが、過度にガチガチとせず、軽さと安定感のバランスを取った作りに感じます。

使用目的としては、レースにも対応できる軽さと反発を持ちながら、日々のスピード練習やペース走にも使いやすく、部活動の練習用としても幅広いランナーが扱いやすいモデルです。

ニューバランス Fresh Foam X 1080 v14

Fresh Foam X 1080 v14のシュータンはガセットタン構造により、アッパーと一体感のある設計で、甲に沿って自然に収まりやすく、走行中にズレる印象はありません。フィット感を損なわずに快適さを優先した作りです。

踵部にはしっかりしたヒールカウンターが配置されており、柔らかめのクッション性の中でも踵の安定感は確保されています。長距離でも安心感を得やすい構造です。

Adizero EVO SL WOVEN

Adizero EVO SL WOVENのシュータンは両端がアッパーとつながったガセット構造で、走行中に外側へズレにくい作りです。薄めのシュータンながら、ウーブンアッパー特有の張りと一体感があり、甲全体を包み込むようなフィット感が得られます。シューレースを締めた状態が安定しやすく、テンポの変化があってもシュータン位置が気になりにくい印象です。

※ウーブンでない通常のAdizero EVO SLは、シュータン両端が固定されない構造のため、フィット感の方向性が異なります。

踵部は軽量モデルながらヒールカウンターがしっかりしており、踵の収まりは良好です。着地時の安定感があり、スピードを出した場面でも安心して走りやすい構造です。使用目的としては、スピード練習やペース走を中心に、軽さとフィット感を重視したいランナー向けで、日常的なトレーニングにも取り入れやすい一足です。

adidas Adizero Boston 13

アディゼロ ボストン13のシュータンはガセットタン構造で、足の甲に密着するように固定されるため、走行中のズレが起こりにくい設計です。ペース変化があってもフィット感が保たれやすい点が特徴です。

踵部は硬さのあるヒールカウンターでしっかり支えられ、着地時の踵のブレを抑える方向性。安定感を重視するランナーに向いた構造です。

ナイキ ペガサス41

ペガサスらしい足への負担を和らげるクッション性とサポート性は健在で、トップランナーの速いペースから初心者のゆっくりしたジョグまで、幅広い走りに対応するモデルです。

見た目の印象は前作のペガサス 40と大きく変わりませんが、アッパー素材の改良やソール素材の変更により、履き心地には違いを感じます。

シュータンは両端がアッパー本体とつながる構造で、走行中に外側へズレにくい設計です。厚みのある作りですが、ハトメ間隔が広めなこともあり、靴紐をしっかり締めても甲への圧迫感は出にくく、やさしくフィットします。

甲周りの構造自体はペガサス 40から大きく変わっておらず、フットバンドによって中足部のサイドから甲にかけて生地が包み込むようにフィットし、シュータンの安定感にもつながっています。

踵部はガッチリとした硬さがあります。フィット感もルーズにならず40代目で感じた浅い履き心地もないですが、個人的に踵の後ろ側の収まりが良くないです。

On Cloudmonster 2

Cloudmonster 2は厚みのあるミッドソールによる反発と転がるような推進感が特徴で、ペースを上げてもリズムを崩しにくい走り心地です。クッションは柔らかすぎず、着地で沈み込んだエネルギーを前方向へ返してくれるため、距離が伸びても脚が残りやすい(脚の疲労感が出にくい)印象があります。ジョグからやや速めのペースまで幅広く対応でき、「楽に前へ進む感覚」を重視した設計です。

シュータンはアッパーの両端とつながってズレにくい構造になっています。

踵部は、サイドからつまむと適度にしなる柔らかさがありますが、後方にはヒールカウンターの硬さがしっかり感じられます。横方向には圧迫感が出にくい一方で、後ろから踵を支える構造は着地時に踵が不用意に逃げにくい印象です。

ターゲットは、日常のランニングを1足でこなしたい中級者前後のランナーや、体重や脚力が多少あってもクッション性と反発の両立を求める人です。スピード特化ではありませんが、一定以上の走力がある人ほど、このシューズの推進力を活かしやすくなります。

On Cloudflow 5

Cloudflow 5はシュータンがアッパーの両端とつながってズレにくい構造になっています。スピードモデルらしく軽量化を優先しているため、踵周りもミニマルですが硬さがありしっかりしていると思います。

接地感がはっきりしており、シューズが走りを導くというより、ランナー自身の脚でテンポを刻む感覚が強いモデルです。反発やクッションに頼らず、素早い切り返しと操作性の高さによって、キビキビとした走りを実現しています。ペースを上げたときのレスポンスが良く、リズムを作りやすいのが特徴です。

そのため、ある程度フォームが安定していて、自分の走力でスピードをコントロールできる中級者以上が主なターゲットになります。ゆったり走るよりも、テンポ走やペース走、短めの距離で走りのキレを楽しみたい人に向いた一足です。

On Cloudrunner 3

Cloudrunner 3は、前作以上に「足を包み込む心地よさ」に磨きがかかった一足です。最大の特徴は、アッパーとシュータンが一体化した「ガセットタン構造」の採用。さらに厚みを増した肉厚なシュータンが足の甲を面で包み込むため、走行中に左右にズレるストレスを物理的に排除し、格別の一体感を生み出しています。

また、ガッチリとしたヒールカウンターも健在です。硬めの素材が踵を後ろからしっかりと固定し、着地時の左右のグラつきを強力に抑制。この強固な土台があるおかげで、疲労でフォームが崩れやすい時間帯でも、安定した足運びをサポートしてくれます。

ターゲットは、完走を目指す初心者や、怪我のリスクを抑えたいカムバックランナー。スピードよりも「安全性と継続性」を重視し、着地の衝撃をしっかり受け止めてくれる頼もしい一足を求める方に最適です。

On Cloudrunner 2

Cloudrunner 2は、シュータンループという、シュータン中央に設けられた靴ひもを通すためのパーツで、シューレースを正しい位置に保ち、シュータンのズレを防ぐ役割があります。踵部はヒールカウンターが硬めで安心感があります。

着地時の安定感を重視した設計で、踵から前足部まで足運びがブレにくい走り心地が特徴です。クッションは過度に柔らかくなく、沈みすぎないため、自然と落ち着いたペースを保ちやすくなっています。走行中にフォームが乱れにくく、「安心して走り続けられる」感覚が前面に出たモデルです。

ターゲットはランニング初心者や、久しぶりに走り始める人、スピードよりも継続性や安全性を重視したいランナーです。ゆっくりから普通のペースで、無理なく走り続けたい人にとって、頼れる土台になってくれるだと思います。

最後に

これからも気が付いたモデルがあれば、随時更新する予定です。

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