踵部ガッチリ!ヒールカウンターが硬いランニングシューズをピックアウト!

ランニングシューズの踵部にはヒールカウンターが入っていることが多いですが硬さが物足りなかったり、本格的に走れるモデルでもヒールカウンターがなくフニャフニャと柔らかいものもあります。

そこで、これまでに試した中で踵部がガッチリ硬いと感じたランニングシューズのフィット性やホールド性の感想です。

ただ、踵部の作りが優れているモデルを選り抜いていることではなく、単に踵部が指で押さえてもしならずガッチリ硬いというところに着目しています。

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踵部が硬いランニングシューズを選り抜き

ブルックス Ghost16(ゴースト16)

ゴースト16は、踵部のヒールカウンターが非常に硬くガッチリとしています。手で押しても簡単にはしならず、後足部がしっかり固定される感覚があります。

一方で前足部は圧迫感が出にくく、指先周りにゆとりのあるラクなフィット感で、長時間履いても窮屈さを感じにくい印象です。踵の安定感と前足部の快適さが両立されており、着地時のブレを抑えつつ自然な走り心地を保ってくれます。

アシックス GT-2000 14

GT-2000 14の踵部はシュータンや前足部から中足部までの生地より厚みがあり側面まで包まれるようなフィット感です。ヒールカウンターの硬さもしっかりしてガッチリとしたホールド力があります。

履き口の後部は12代目と13代目では高く外側へ反っている形状でしたが、14代目では11代目以前の形状に戻っています。アキレス腱あたりに刺激を感じやすい方は試し履きで確認した方が良いかもしれません。また、13代目には脱ぎ履きがしやすいようにプルタグも付いていましたが、それもなくなっています。

ミッドソールの素材やアウターソールの形状はNOVABLAST 5の要素を取り入れているようです。そのため、気分が乗らない日でも楽しく走れる心地よさがありながら、3D GUIDANCE SYSTEMによりスタビリティモデルとしてのサポート性もしっかりしています。使用目的としては短い距離を気軽に走りはじめたいランナーから本格的な長距離ランニングでも安心感のあるモデルです。

アシックス NOVABLAST 5(ノヴァブラスト5)

NOVABLAST 5は、踵部にはしっかりと硬さのあるヒールカウンターが配置されており、反発力の高いミッドソールでも踵のブレを抑え、安定した着地を支えます。

また、シュータンウイング構造によってシュータンがズレにくく、甲全体をバランスよくホールドし、踵部の安定感を足全体の一体感として感じやすい作りになっています。

アシックス JOLT5

JOLT 5は、JOG 100やロードジョグ系の流れを汲むモデルで、アシックスの中では低価格帯ながらランニングシューズとしての基本構造がしっかりしています。

踵部には硬めのヒールカウンターが入っており、後足部を包み込むようなホールド感があり、価格以上に安定感のある作りです。

旧モデルでは全体的にガッチリとした印象が強かったですが、JOLT 5ではアッパーとソールに適度な柔らかさが加わり、足入れのしやすさや履きやすさが向上していると感じます。

ジョギングやウォーキングなど軽い運動をこれから始めたい方にも使いやすく、通勤・通学にも選びやすい黒や白を基調としたカラーが用意されている点も特徴です。

Adizero EVO SL WOVEN

Adizero EVO SL WOVENの踵部は軽量モデルながらヒールカウンターがしっかりしており、踵の収まりは良好です。着地時の安定感もあり、スピードを出した場面でも安心して走りやすい構造です。

シュータンは両端がアッパーとつながったガセット構造で、走行中に外側へズレにくい作りです。薄めのシュータンながら、ウーブンアッパー特有の張りと一体感があり、甲全体を包み込むようなフィット感が得られます。シューレースを締めた状態が安定しやすく、テンポの変化があってもシュータン位置が気になりにくい印象です。

※ウーブンでない通常のAdizero EVO SLは、シュータン両端が固定されない構造のため、フィット感の方向性が異なります。

使用目的としては、スピード練習やペース走を中心に、軽さとフィット感を重視したいランナー向けで、日常的なトレーニングにも取り入れやすい一足です。

Adizero Boston 13(アディゼロ ボストン13)

アディゼロ ボストン13は、踵部は硬さのあるヒールカウンターでしっかり支えられ、スピードを保った走りでも後足部のブレを感じにくい設計です。

中足部から踵部はしっかりフィットして靴紐を結んだままでは脱ぎ履きが出来ないくらいでややタイトです。しかし、足あたりは優しく、シュータンはアッパーと固定したガセット構造を採用して走行中にベロが左右へズレにくいため、甲の安定により、足全体が一体化したようなホールド感が生まれ、反発力を効率よく前方への推進力につなげやすくなっています。

ニューバランス FuelCell Rebel v5

FuelCell Rebel v5は軽量性と自然な足運びを優先した作りです。

踵部はヒールカウンターがしっかりしていていますが、過度にガチガチとせず、軽さと安定感のバランスを取った作りに感じます。

シュータンはガセット構造により、走行中にシュータンが左右へズレにくいです。甲全体を面で包み込むようなフィット感があり、ペースアップ時やピッチが上がった場面でも、FANTOMFIT構造のアッパーとあわせて足とシューズの一体感を保ちやすいです。

使用目的としては、レースにも対応できる軽さと反発を持ちながら、日々のスピード練習やペース走にも使いやすく、部活動の練習用としても幅広いランナーが扱いやすいモデルです。

ニューバランス Fresh Foam X 1080 v14

Fresh Foam X 1080 v14の踵部は厚みのあるパッドと適度な硬さのヒールカウンターによって包み込むように支え、長時間のランでも踵のブレを感じにくい設計になっています。

シュータンは両端がアッパーとつながって外ズレもしにくく、足との一体感があり、使用している間は心地よいフィット感が続きます。ハトメは内外に5対でホールド感がガッチリしているわけではないですが、靴紐を結んでも感覚が細くならず甲の部分に沿ってしっかりフィットします。

ソールも旧モデルからアップデートされてサイドウォールという部分が足が包まれるように高さが増して安定感が増しているようです。アウトソールの構造も新しくなり重心移動がしやすく蹴り出しがスムーズです。

HOKA RINCON 4(リンコン4)

リンコン4の走力的な位置付けとしては、スピードモデルほど尖っておらず、デイリートレーナーよりも軽快な中間的ポジションなテンポアップシューズです。使用目的は、日常のジョグからテンポ走、部活動での練習用まで幅広く対応しやすく、「軽いシューズで気持ちよく走りたい日」に取り入れやすいモデルです。

踵部はしっかりとしたヒールカウンターが入り、着地時の安心感があります。ミッドソールにも十分な厚みがあり、軽量モデルでありながら全体的に頼りなさを感じにくい点が特徴です。前作と比べると、軽さを保ちつつも作りがよりしっかりした印象です。

また、シュータンは最近のデイリートレーナーにも見られるような薄手で簡素なシュータンとは異なり、軽量モデルとしては適度な厚みとクッション性があります。足当たりは柔らかく、両端がアッパーとつながった構造により、走行中に外側へズレにくい作りです。フィット感の安定性が意識されています。

HOKA 公式サイト

HOKA CLIFTON 10(クリフトン10)

クリフトン10の踵部はしっかりしたヒールカウンターによって踵の収まりが良く、ジョグから長時間のランまで安心して使える安定感があります。

また、シュータンは中央に加えて内側・外側にも靴紐を通す「ダブルレースロック構造」を採用し、走行中に外ズレにくく足を包み込むようにフィットします。

HOKA 公式サイト

HOKA BONDI9(ボンダイ9)

ボンダイ9の踵部にはHOKAの中でも特に硬さのあるヒールカウンターが採用されているようでガッチリとしており、着地時のブレを抑えながら足首まわりをしっかり支えてくれます。

HOKA 公式サイト

HOKA MACH6(マッハ6)

マッハ6も踵部は硬さがありますが、走りのテンポを邪魔しないバランスの取れたサポート感です。

また、ガセットタンを採用しており、甲全体を面で押さえることで、ペースアップ時でもシュータンが左右にズレにくい安定したフィット感を得られます。

HOKA 公式サイト

On Cloudmonster 2

Cloudmonster 2は、厚みのあるミッドソールによる反発と転がるような推進感が特徴で、ペースを上げてもリズムを崩しにくい走り心地です。クッションは柔らかすぎず、着地で沈み込んだエネルギーを前方向へ返してくれるため、距離が伸びても脚が残りやすい(脚の疲労感が出にくい)印象があります。ジョグからやや速めのペースまで幅広く対応でき、「楽に前へ進む感覚」を重視した設計です。

踵部は、サイドからつまむと適度にしなる柔らかさがありますが、後方にはヒールカウンターの硬さがしっかり感じられます。横方向には圧迫感が出にくい一方で、後ろから踵を支える構造は着地時に踵が不用意に逃げにくい印象です。

ターゲットは、日常のランニングを1足でこなしたい中級者前後のランナーや、体重や脚力が多少あってもクッション性と反発の両立を求める人です。スピード特化ではありませんが、一定以上の走力がある人ほど、このシューズの推進力を活かしやすくなります。

On Cloudflow 5

Cloudflow 5はスピードモデルらしく軽量化を優先しているため、踵周りはミニマルですが硬さはありしっかりしていると思います。

接地感がはっきりしており、シューズが走りを導くというより、ランナー自身の脚でテンポを刻む感覚が強いモデルです。反発やクッションに頼らず、素早い切り返しと操作性の高さによって、キビキビとした走りを実現しています。ペースを上げたときのレスポンスが良く、リズムを作りやすいのが特徴です。

そのため、ある程度フォームが安定していて、自分の走力でスピードをコントロールできる中級者以上が主なターゲットになります。ゆったり走るよりも、テンポ走やペース走、短めの距離で走りのキレを楽しみたい人に向いた一足です。

On Cloudrunner 2

Cloudrunner 2は、ヒールカウンターが硬めで踵部に安心感があるモデルです。

初心者や安定性を重視するランナーを想定した着地時の安定感を重視した設計で、踵から前足部まで足運びがブレにくい走り心地が特徴です。クッションは過度に柔らかくなく、沈みすぎないため、自然と落ち着いたペースを保ちやすくなっています。走行中にフォームが乱れにくく、「安心して走り続けられる」感覚が前面に出たモデルです。

ターゲットはランニング初心者や、久しぶりに走り始める人、スピードよりも継続性や安全性を重視したいランナーです。ゆっくりから普通のペースで、無理なく走り続けたい人にとって、頼れる土台になってくれる一足といえます。

ミズノ WAVE RIDER 29(ウエーブライダー29)

ウエーブライダー29のアッパーは快適性を重視した優しい履き心地になっていますが、踵部はヒールカウンターが硬くガッチリしてホールド力が抜群です。

履き口周りにかけて生地は厚みがありますが、ホールド感に影響はありません。履き口の後部も外側へ反った形状は変わらずアキレス腱あたりにも刺激がなく快適です。

ソールは柔らかく軽やかですがミズノウエーブのプレートが利いてウエーブライダーらしいクッション性と安定性が両立して足への負担が少ない走り心地です。

個人的にはいろんなシーンでミズノネオシリーズの出番が多くなっていますが、ゆっくりペースで長く走るときにはウエーブライダーシリーズのサポート力の方が安心感があります。

ナイキ ペガサス41

ペガサス41はペガサスらしい足への負担を和らげるクッション性とサポート性は健在で、トップランナーの速いペースから初心者のゆっくりしたジョグまで、幅広い走りに対応するモデルです。
見た目の印象は前作のペガサス 40と大きく変わりませんが、アッパー素材の改良やソール素材の変更により、履き心地には違いを感じます。

踵部はガッチリとした硬さがあります。フィット感もルーズにならず40代目で感じた浅い履き心地もないですが、個人的に踵の後ろ側の収まりが良くないです。

最後に

踵の硬さには好みがありますが、近年は構造の変化や履きやすさ重視で柔らかい感触のシューズが増える中でも、ガッチリとした踵を求める方にとって本記事が一つの参考になれば幸いです。

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