
BMZのインソール、Cuboid Balance Athlete 3.5(キュボイドバランスアスリート3.5)です。
一般的にアーチのサポート機能があるインソールは土踏まず(内側縦アーチ)を支えるものが多いですが、BMZのインソールは足の外側のcuboid(立方骨)を中心に「足の骨格バランス」を整える独自の「Cuboid Balance 理論(キュボイドバランス理論)」に基づいて作られています。
その中でキュボイドバランスアスリート3.5はスタンダードタイプという位置づけで、普段履きのスニーカーからスポーツシューズまで幅広く使いやすいです。価格的にもcuboid(立方骨)のサポート効果を試してみたい最初のモデルとして手にしやすいです。
特徴と使い心地
サイズ展開と厚み

サイズ展開は以下の5種類です。
22.0~23.0cm、23.5~24.5cm、25.0~26.0cm、26.5~27.5cm、28.0~29.0cm。
ジュニアモデルもありサイズ展開は以下の5種類です。
12.0~13.5cm、14.0~15.5cm、16.0~17.5cm、18.0~19.5cm、20.0~21.5cm。
私の場合は26.5cmのランニングシューズで使用するために25.0~26.0cmを選びました。何足かで試しましたが、カットせずにちょうど良くシューズに収まりました。ただ、シューズの作りや足の実寸サイズによっては26.5~27.5cmの方が合いやすいかもしれません。
つま先部分の厚みはモデル名や商品説明の通りで約3.5mmです。つま先部分が薄手でも踵部分にサポートパーツや衝撃吸収素材が搭載されていると厚みが大きくなりシューズの履き心地に影響が出ることがありますが、キュボイドバランスアスリート3.5は踵部も厚みが大きくならず約6mmです。
重さは25.0~26.0cmをカットせずに片足分で約21gです。
質感は手で触れてみるとランニングシューズに元から入っていそうな中敷と似ています。

上の画像の赤〇部分に立方骨を支えるふくらみがあります。
ふくらみの部分の厚みは約8mmと大きいですが、足を乗せてみると立方骨の部分は点で突き上げるような感覚はなく、目で確認できるふくらみより広めの範囲を緩やかに支えられているように感じます。
シューズに入れての履き心地

シューズに入れて使用してみると、元の中敷の方が厚みが大きくタイトなフィット感であった場合にはラクになります。フィット感のちょうど良かったシューズでキュボイドバランス アスリート 3.5の方が厚みが薄い場合でも表地はグリップ力に優れ、立方骨部分のふくらみが踵の収まりも良くしてくれるため前滑りしにくいです。個人的には元の中敷のつま先部分が5mmくらいのシューズで入れ替えてもルーズに感じませんでした。
足裏の感触は個人的には土踏まずが持ち上げられるインソールと比べて違和感は少なく、ふくらみで支えられている位置がちょっとズレているかなという感覚です。ただ、元々表面がフラットなものが好みの方では違和感を覚えるかもしれません。
クッション性は控えめなので、とにかくフカフカした柔らかさが欲しい人には向かないです。シューズのミッドソールとの相性もありますが、地面をしっかり捉えることができて蹴り出しを軽くしてくれると感じます。
終わりに
キュボイドバランス アスリート 3.5は、個人的にキュボイドバランス理論の効果を試したいからではなく、タイトなシューズのフィット感の調整のために購入しました。しかし、思いの外、立方骨のサポートの心地よさが足に合っています。滑りにくい表地の感触も気に入っています。
BMZにはいくつかのシリーズがあり、シューズに入れて歩くことでトレーニング効果を期待できるアシトレシリーズやカーボンが搭載された高機能タイプなど価格帯も980円~20,000円前後と幅広く展開されています。
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