
ブルックスのランニングシューズ、Ghost MAX 3(ゴーストマックス3)です。
厚みのあるクッションとロッカー構造によるスムーズな足運びが特徴のモデルです。
外観はGhost16(ゴースト16)と似ていますが、実際に足を通すとフィット感やソール構造には明確な違いがあり、履き心地の方向性も異なります。
今回は、ゴースト16との違いも踏まえながら、サイズ感や履き心地を中心に紹介していきます。
サイズ感と履き心地
サイズ感
右足:足長254mm,足囲240mm
左足:足長253mm,足囲235mm
※足の形やサイズの好みは人それぞれ違います。サイズ感についてはあくまで目安としていただければと思います。
| 項目 | 左足 | 右足 |
| 足長 | 25.2cm | 25.3cm |
| 足幅 | 9.7cm | 10.0cm |
| 足囲 | 23.3cm | 23.9cm |
| かかと幅 | 6.6cm | 6.5cm |
| 足甲高さ | 6.0cm | 6.1cm |

ゴーストマックス3のウィズ(足囲)の展開は、以下の通りです。
- メンズ:D(レギュラー)、2E(ワイド)
- レディース:B(レギュラー)、D(ワイド)
表記ほど細身というわけではなく、国内メーカーの標準幅とワイド幅の関係と近い感覚です。そのため、例えばメンズでは普段から2Eが標準のモデルを選んでいる方でも、2E(ワイド)を選ぶ必要はなく、D(レギュラー)から試した方が良いです。
選んだサイズは、メンズモデルのレギュラー幅(D相当)の26.5cmです。
ブルックス公式サイトでは、サイズ感は「やや小さめ寄り」、フィット感は「ゆったり寄り」と評価されていますが、実際に履いてみると少し印象が異なりました。
私の場合は、普段通りのサイズでも足長には十分な余裕を感じています。つま先の余りは親指の爪の幅(約1.8cm)より少し大きく、通常モデルのゴースト16とほぼ同等のサイズ感です。前足部もGhostシリーズらしい指周りのラクさがあり、レギュラー幅でも窮屈感はありません。
一方で、中足部から甲にかけてはゴースト16よりもさらにタイトな設計です。シュータンが隙間なくフィットするため、靴紐を結ぶとハトメの間隔が広がり、人によっては「パツパツ感」や甲の低さを感じるかもしれません。特に甲高の方は一度試し履きでフィット感を確認することをおすすめします。
なお、踵部はしっかりとしたホールド感があり、安定した履き心地です。
アッパーとソール

アッパーはソフトで適度な厚みがあり、足を入れたときの素材感やフィット感はゴースト16とはやや異なります。ゴースト16の方が特に履き口まわりはカッチリとしていて、サポート性を感じやすい印象です。一方でゴーストマックス3は、よりリラックス感を重視した履き心地に仕上がっています。
また、フィット感の調整という点では、靴紐は短めで、2段ハトメ(ダブルアイレット)まで通す余裕はありません。そのため、踵のフィット感を高める結び方ができず、細かな調整がしにくい点は気になるところです。

シュータンはガセット構造ではなく、独立したタイプです。上の画像の赤い丸の部分のように靴紐を通すループが外側と内側の2ヶ所に配置されていますが、私の場合はランニング中の外側へのズレを防ぐ効果は感じられませんでした。

私の場合は、上の画像のように軽く歩いたり走っただけでシュータンがハッキリと外側へズレました。

なお、しばらく前のモデルであるゴースト10にも同様に2ヶ所のループがありましたが、こちらはループの幅が広く作りもしっかりしておりズレはほとんど気になりませんでした。ゴーストマックス3でも、同様の仕様であればより安定感が高まったように感じます。

上の画像はゴースト16のものです。独立したシュータンでループを配置するなど外ズレを防止する工夫もされていませんが、私の場合はランニング後もシュータンの外側へのズレは全く見られず、最後まで快適な履き心地が続きました。ただ、足の形には個人差があるため、必ずしもズレないとは限らず、ゴーストマックス3とゴースト16で逆の状態になる可能性もあります。

ミッドソールは「DNA LOFT v3」という素材が採用されています。足を乗せた瞬間から足裏にしっかりとした厚みを感じ、前足部までフカフカとしたクッションがあります。それでいて見た目ほどの重さは感じず、軽やかな履き心地です。
ただ、柔らかさがある分、素材の密度はゴースト16よりやや小さい印象で、接地時のコシが少し弱いように感じました。
ソールのドロップは6mmで、12mmのゴースト16と比べて差が大きいですが、厚みのあるクッションとロッカー構造により、かかと着地でもスムーズに前へ転がる設計になっています。ゆったりとしたペースでも足運びが止まりにくく、リラックスして走り続けやすいのが特徴です。

アウトソールは横幅のある設計になっています。ラバー部分はゴースト16と比べてもグリップ力は高い印象です。まだ濡れた路面では使用していませんが、乾いた路面ではしっかりとトラクションが利く感覚があります。接地面の広さとグリップ力の高さにより、厚底ながら安心感のある接地と安定したライド感につながっているように感じました。
踵のフィット性

踵部はゴースト16と同様にヒールカウンターが硬く、しっかりとした作りで安心感があります。
実際に履いて走ってみても踵のブレや浮きは感じず安定した接地をサポートしてくれます。クッションが柔らかめでも足元が不安定になりにくく、ゆっくりしたペースでもフォームを保ちやすい点は、この踵部の作りによるところが大きいと感じます。
中敷き

中敷はブルックスらしい独特の感触で、素材の密度が高く、ふんわりし過ぎない程よい弾力があります。表地はなめらかですが、走行中に滑りやすい印象はありません。厚さはつま先部分が約6mm、踵部分が約7mmです。
最後に
ゴーストマックス3はゴースト16のようなオーソドックスな履き心地とは異なり、よりやわらかさとリラックス感を重視した設計。ゆったりとしたペースのランニングからウォーキング、普段履きまで幅広く使いやすく、クッション性を重視したい方には特におすすめできる一足です。
一方で、甲のフィット感や靴紐の長さなど、細かな部分で好みが分かれる可能性もあるため、自分の足型に合うかは試し履きで確認しておくと安心です。






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