
ナイキのランニングシューズ、AIR ZOOM STRUCTURE 24(エア ズーム ストラクチャー24)です。
シリーズを通して走行中に高い安定性を感じれるところが特長のモデルですが、24代目では23代目と同じようにソールの分かりやすい柔らかさで履きやすさを優先している印象です。
ナイキの中で走力的な位置付けが同じくらいのエア ズーム ペガサスが記事作成時点の現行モデルである38代目でも着地の柔らかさと弾む感覚が強いため個人的にエア ズーム ストラクチャーは柔らかさが増すより安定性重視であってほしかったですが、それでも斬新な作りのモデルが多いナイキの中では走り心地にクセを感じにくく初心者ランナーのゆっくりペースから使いやすいです。
サイズ感と履き心地
サイズ感
サイズ展開は0.5cm刻みでメンズが24.0cm~30.0cmでウィメンズは22.5cm~26.5cmとカラーによっては29.0cmまであります。
ウィズ(足囲)は2E相当の標準幅だけのようです。
右足:足長254mm,足囲240mm
左足:足長253mm,足囲235mm
※足の形やサイズの好みは人それぞれ違います。サイズ感についてはあくまで目安としていただければと思います。
| 項目 | 左足 | 右足 |
| 足長 | 25.2cm | 25.3cm |
| 足幅 | 9.7cm | 10.0cm |
| 足囲 | 23.3cm | 23.9cm |
| かかと幅 | 6.6cm | 6.5cm |
| 足甲高さ | 6.0cm | 6.1cm |

選んだサイズは前モデルの23代目と同じサイズの26.5cmでつま先に親指の爪の幅(1.8cm)くらいの余裕があります。
初めて履いた16代目は25.5cmでそのあと21代目までは26.0cmを選んでいました。24代目も試し履きの時は26.0cmでも足が入りましたがやや小さく感じて爪の上側も広めではないため余裕を持たせました。
横幅は23代目よりタイトさが和らいで特に前足部のフィット感はラクになったように思います。
踵部はしっかりフィットしますが、履き口(トップライン)は高めでくるぶしの下やアキレス腱あたりを気にしやすい方は試し履きで圧迫感がないか確認した方が良いです。
| 足長 | 小さい | |・・・・・・・| | 大きい |
| 爪の上側 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
| 横幅 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
| 甲の部分 | 低い | |・・・・・・・| | 高い |
| ハトメの間隔 | 細い | |・・・・・・・| | 広い |
| かかと部 | 細い | |・・・・・・・| | ゆるい |
アッパーとソール

アッパーのシューレースを通す部分は内外に5対ですが中足部のホールド性は弱く感じず、甲の部分も靴紐で好みのフィット感に調節しやすいです。生地もペラペラではなく柔らかく足を包んでくれます。それでいてサポート性と通気性の良さも感じます。シュータンは両端がアッパーとつながっているため外ズレしにくいです。

ソールは23代目と変わっていないようです。上の画像は19代目ですが足つぼマッサージされているような痛さを感じるほどにソールの内側がガッチリ硬かったモデルもあり、それらに比べるとミッドソールは着地感が柔らかいためストラクチャーの旧モデルを使用していてスタビリティモデルとしてのイメージを強く持たれている方には少し物足りないかもしれません。
しかし、リアクトフォームに感じるような強い反発弾性はなく踵やミッドフットあたりの着地でも不安定に感じないです。前足部はズームエアらしい心地よい反発で蹴り出しやすいです。

アウトソールも23代目とパターンは変わらず同じです。フラットな形状のため足運びはスムーズでミッドソールが柔らかくても安定感があり走り心地は快適です。
踵のフィット性

踵部は細めで走行中に緩さを感じません。ヒールカウンターも入って硬さがあります。履き口周りは生地が柔らかくなっていますが、先に書いたようにくるぶしの下やアキレス腱あたりを気にしやすい方は試し履きで圧迫感がないか確認した方が良いです。
中敷き

中敷きはふんわりと柔らかいです。つま先部分の厚みは約5.5mmで踵部分は約5mmです。
最後に

エア ズーム ストラクチャー24は旧モデルから使用している方ではソールの感触に好みが分かれるかもしれません。初めて使用する方や前モデルの23代目が心地よかった方はソールに関しては違和感がないように思います。
アッパーのフィット感については個人的に新しいモデルが出る度に大きく変わる印象があるためいくつかのサイズを試してしっかりフィット感を確認した方が良さそうです。





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